名作『妹背山』上演
2025-01-22 12:43:31

国立劇場2月文楽公演、名作『妹背山婦女庭訓』を上演!

国立劇場2月文楽公演:名作『妹背山婦女庭訓』を堪能しよう



2024年2月、国立劇場が主催する文楽公演『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)』が、品川区と文京区の2つの会場で行われます。この公演はまさに、伝統芸能の魅力を伝える貴重な機会となるでしょう。

公演概要



公演は、吉田和生文化功労者顕彰を記念し、約260年前に初演された名作『妹背山婦女庭訓』が通し狂言で上演されます。『妹背山婦女庭訓』は、恋愛、悲劇、なおかつ血縁の衝突を描く内容で、日本の「ロミオとジュリエット」とも称されます。本作は3部構成で、各部が独立しても楽しめる仕掛けになっています。

  • - 第一部では、敵対する家庭の子供たちの恋愛が描かれます。この中で主人公の久我之助と雛鳥が、両家の重圧に苦しむ様子が描かれています。
  • - 第二部は、浪の天智帝の復権を目指す悲劇的な物語が展開され、特に忠義の重さが感じられる内容になっています。
  • - 第三部では、身分違いの恋が政治の渦に飲み込まれる様子が、感動的に描かれます。

公演の特長



この公演では、天智帝とその寵妃の物語を背景にしながら、各段ごとに洗練された演技と美しい音楽が織り交ぜられます。特に、舞台上に展開される日本の美しい四季が、観客の心を魅了することでしょう。掲揚された日本の伝統美と人情が融合する演出で、深い人間ドラマを体感できます。

公演場所は、品川区のきゅりあん大ホールと文京区の文京シビックホールです。この2会場での上演は、両方の特長を活かした演出が期待され、特に今回の公演では通常とは異なる床の設置が行われるため、観客はより臨場感を感じながら鑑賞できます。

吉田和生の至芸



また、今回の公演は、重要無形文化財保持者(人間国宝)である吉田和生の業績を称える特別な公演でもあります。彼は長いキャリアを通じて、文楽という伝統芸能を次世代へと引き継いでいく努力を続けてきました。その成果を、ぜひ現場で体感していただきたいと思います。

チケット情報



公演は2024年2月8日から16日まで、そして2月20日から26日まで開催されます。チケットは、公式ウェブサイトや電話から購入可能です。是非、伝統を感じる貴重な時間を味わってみてください。

さいごに



国立劇場のこの特別公演は、日本の文化や伝統を愛するとともに、次世代へといかに伝えていくかを考える契機にもなるでしょう。『妹背山婦女庭訓』の世界に浸り、心の底から感動できる時間を過ごしましょう。お見逃しなく!


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