#桑田貴志 #道成寺 #観世流能楽

第15回記念公演「桑田貴志 能まつり」

2025年6月29日（日曜日）、東京都中央区の二十五世観世左近記念観世能楽堂にて、観世流能楽師の桑田貴志が主催する「桑田貴志 能まつり」が開催されます。今回は、彼の挑戦の舞台となる大曲「道成寺」を再演するという特別な機会です。チケットはカンフェティにて現在販売中となっています。

「道成寺」とは？

「道成寺」は能楽の中でも特に重要な演目とされており、能楽師にとっては卒業試験と呼ばれるほどの難しさを含んでいます。桑田貴志がこの作品に初めて挑んだのは2009年のことで、彼は師である観世喜之からの許可を受け、全身全霊をもって稽古に励んできました。この度、15回目の自主公演を迎えるにあたって再びその舞台に立つことを決意しました。

公演の魅力と見どころ

本公演では、「道成寺」の中でも特に特異な演出である「赤頭」での演技が予定されています。この演出では、後半の「シテ」の衣装が赤頭と緋長袴に変わり、矢来観世家の伝統を受け継いだ象徴的なスタイルで表現されます。桑田は、「これぞ矢来観世家の道成寺」と誇りを持って演じることを目指しています。

スリリングな展開

「道成寺」において最大の見どころとされるのは、80kgの重さを持つ大きな釣鐘が登場するシーンです。この鐘に向かって巧みに飛び込み、その瞬間に体を預けるというスリル満点の演出が観客を楽しませること間違いなしです。演者は緊張感を保ちながらも、観衆にとっては息を呑む瞬間となるでしょう。

出演者とプログラム

本公演は、桑田貴志をはじめ、観世喜之・観世喜正・野村万作・野村萬斎・野村裕基という豪華なキャストで構成されています。また、付随するプログラムには、仕舞「籠太鼓」や狂言「樋の酒」も予定されています。

あらすじ

「道成寺」の舞台は紀伊国の道成寺。白拍子が釣鐘の再興供養に姿を現し、鐘に飛び込むことで巻き起こる悲劇が描かれます。寺の住職は、かつての恋愛にまつわる哀しい物語を語り、「白拍子」は怨霊となって再び現れるという、神秘的で感動的なストーリーです。

公演概要

• - 公演名: 桑田貴志能まつり「道成寺」
• - 公演日: 2025年6月29日（日）
• - 会場: 二十五世観世左近記念観世能楽堂

出演者

• - 桑田貴志（白拍子・蛇体）
• - 観世喜之
• - 観世喜正
• - 野村万作
• - 野村萬斎
• - 野村裕基

公演スケジュール

• - 仕舞: 14:00
• - 狂言: 14:15
• - 休憩: 14:35
• - 能: 14:50
• - 終演: 16:40
• - 開場: 開演の60分前

チケット料金

• - 指定席:

- SS席: 12,000円
- S席: 10,000円
- A席: 9,000円

• - 自由席:

- 自由席: 7,000円
- 学生席: 4,000円（要学生証、26歳未満）

公演内容を詳しく知りたい方やチケット購入は、カンフェティ公式サイトをご覧ください。非日常的な能の世界を、桑田貴志の情熱によって再現される止めどない魅力をお楽しみに！

参考

• - 公演公式ホームページ
• - カンフェティチケットサイト

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