ダーニング刺繍の小さなぬいぐるみ
フィンランドで発表された英語版『Tiny Friends』の日本語翻訳版、「ダーニング刺繍の小さなぬいぐるみ」が、2025年8月に発売されます。本書では、刺繍を通じた楽しさと創造性を引き出すダーニング刺繍の技法に焦点を当てています。
著者、ミムラトモミ氏は沖縄出身で、「mimster」というクリエイティブなプロジェクトを主宰しています。2017年からダーニングの魅力に取りつかれ、多彩な技法「モザイク・ダーニング」を開発。彼女の作品は色彩豊かで、愛くるしい表情を持つ動物たちで溢れています。
ダーニングとは?
ダーニング刺繍は、一見シンプルな技法ですが、無限の装飾的な可能性を秘めています。糸を縦横に組み合わせることで、布を織りなす楽しさが広がります。通常は衣服の修繕として知られていますが、最近ではその色彩と模様の美しさが注目を集め、アートとしても高く評価されています。
かわいい指人形の制作体験
本書では、基盤となる布にステッチを施し、さまざまな動物たちを指人形やぬいぐるみとして形作る方法が紹介されています。キリン、ウサギ、子犬、カンガルーに加え、ネコやトラなど、さまざまな動物がコロンとした形で登場します。一つひとつのキャラクターは、どれも独特であり、色とりどりの糸が使われているため、作る楽しさが広がります。
作業を進める中で、何も考えずに針を持つことで、心が落ち着く時間を過ごしながら、手作りの動物たちが出来上がる様子は、心温まる体験です。そして、完成した作品は愛らしい友達に早変わり。かわいい動物たちが手元に加わることで、日常生活に彩りをもたらすでしょう。
ミムラトモミ氏へのインタビュー
著者のミムラ氏は、自身の作品に込めた思いについて教えてくれました。 「ダーニング刺繍の魅力を多くの人に知ってもらいたいです。そして、この技法を通じて、誰もがクリエイティブになれる瞬間を体験してほしい」と語ります。彼女の情熱が詰まった作品は、ただ作る楽しみだけではなく、それを共有する喜びも感じさせてくれます。
書籍の詳細
この新しい書籍は、144ページにわたり、ダーニングの基本技法に加えて、実際の作品例が豊富に掲載されています。価格は税込みで2,420円。興味がある方は、書店やオンラインでの購入が可能です。ダーニングの世界にぜひ触れて、自分だけの小さな仲間を作り上げてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。ダーニング刺繍をして、楽しいクリエイティブな時間を過ごしましょう!