『失われた貌』
2025-07-30 11:58:22

待望の長編ミステリ『失われた貌』が8月に登場!

待望の長編ミステリ『失われた貌』が8月に登場!



著者・櫻田智也の新たな一歩、初の長編ミステリ『失われた貌』が2025年8月20日に発売されます。彼はこれまで短編作品で多くの受賞歴を持ち、特に『蟬かえる』では日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞の二冠を達成した期待の作家。新作への期待が高まる中、名だたるミステリ評論家や書店員からの推薦コメントが続々と寄せられています。

作品の概要


『失われた貌』は、地方を舞台にした奥深い警察小説です。物語は死体発見から始まり、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた状態の遺体。謎の失踪事件と絡み合うこの事件が、どのように展開していくのか、読者は一気に引き込まれること間違いなしです。特に一見地味な物語の進行が、思いもよらぬ真相に繋がっていく様子には驚かされることでしょう。

批評家のコメント


  • - 千街晶之(ミステリ評論家)は、「一見地味に話が進むのに、真相は思いのほか複雑で奥深い」と語り、無駄のないストーリー展開を称賛しています。読後の印象にはロス・マクドナルドを思わせる深みがあるとのこと。
  • - 宇田川拓也(書店員)からは「本格ミステリファンにも熱烈に推せる」との声が上がり、作品のクオリティを高く評価。無数の伏線と衝撃の真相に読者は胸を鷲掴みにされることでしょう。
  • - 三島政幸(書店員)は、「直球ド本格ミステリ」と捉え、不可解な発端から転回する展開と伏線回収の巧みさを絶賛しています。まるで熟練の作家の風格を漂わせる一作と紹介されています。

物語の深層


本作は、事件がただの大きなものと小さなものではなく、すべてが繋がっていることを示す内容です。物語の中心に据えられるのは、警察の真実を追い求める姿勢。見えない真実を追い求める者たちの葛藤が物語の根底に流れています。

物語の最初には、山奥で悲惨な状況で発見された死体の周囲に広がる不審な目撃情報が描かれます。警察の対応が不十分であると指摘された後、思いもかけない展開が待ち受けています。特に、小学生が「自分のお父さんかもしれない」と死体を見つめるシーンが、物語に胸の痛みと切なさを加えています。彼の父親は10年前に失踪宣告を受けていたという背景があり、無関係に見えた出来事がやがて絡み合い、過去と現在が交差していく様子は、ミステリならではの魅力が詰まっています。

構成と発売情報


本書は、四六版三方断ちカバーで、価格は1980円(税込)にて販売されます。ISBNは978-4-10-356411-9で、詳細はこちらのリンクから確認できます。

初の長編となる『失われた貌』、櫻田智也の新しい挑戦にぜひご期待ください。ミステリファンのみならず、すべての読者にとって特別な一冊となることは間違いありません。


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