医療のデジタル化を支える「solabell」の外部販売開始
東京都千代田区に本社を構える株式会社医学通信社が、診療報酬算定に特化したナレッジアプリ「solabell」を2025年9月1日より外部向けに販売開始することを発表しました。このアプリは、医学通信社が提供する書籍データベースを搭載しており、医療現場のデジタル化を促進する役割を果たしています。
「solabell」に搭載される書籍データベース
今回の外部販売にあたり、アプリ内には以下の7タイトルが用意されています。これらは医療従事者が必要とする情報を包括的に提供するために厳選されたものです。
1. 診療点数早見表 2025年4月増補版
2. 最新 検査・画像診断事典 2025年4月増補版
3. 手術術式の完全解説 2024-25年版
4. 臨床手技の完全解説 2024-25年版
5. 標準・傷病名事典 ver.4.0
6. 最新・医療用語 4200
7. 臨床・カルテ・レセプト略語 28000
これらのデータベースは、多くの医療機関で使用されており、それぞれが医学的根拠に基づいて検証されています。特に、「診療点数早見表」は全国で広く使われている医科・診療報酬点数表であり、医療従事者にとっては欠かせないリソースです。
医療現場への影響と将来性
医学通信社は、自社から発信される情報やデータベースを通じて、医療の現場における業務の省力化と効率化を進めていく計画です。「solabell」は、医療従事者にとって使いやすいアプリケーションを目指して開発されており、操作性や情報のアクセス方法においても工夫がされています。
また、今後の展開によっては、他の医療機関やサービスとの連携も考えられており、さらなる進化を遂げる可能性を秘めています。
絶え間ないデータベースの拡大と評価
医学通信社は、国保連合会や支払基金に対してデータベースを提供するなど、長年にわたって信頼性の高い情報源として評価されています。また、2022年からは大手電子カルテメーカーにもデータを供給し、2023年から2025年にかけて複数のレセプト点検システム会社とも提携するなど、提供先の拡大を図っています。
さらに、2024年に始まった「solabell」は、2025年にはCBnewsが主催する「病院DXアワード」において優秀賞を受賞しており、業界内での信頼性も高まっています。また、医療従事者による投票で「ベストファイブ賞」に選ばれるなど、その評価は高いものです。
未来に向けた取り組み
医学通信社は、デジタル化・医療DXの推進を通じて、医療の質の向上を実現する努力を続けています。外部向けの販売が開始されることで、さらに多くの医療現場に対して書籍データベースを提供し、より良い医療環境の構築に貢献する計画です。興味を持たれる企業や公共機関においては、お気軽に医学通信社へコンタクトを取っていただき、詳細な情報を得ていただければと思います。
詳しくは、株式会社ソラストの公式ウェブサイト(
こちら)をご覧ください。