DCSが国際加盟
2025-08-08 08:34:27

ダンサーズキャリアサポートが国際ネットワークに参加 日本ダンス界への新たな光

ダンサーズキャリアサポートが国際的な一歩を踏み出す



2025年8月8日、一般社団法人ダンサーズキャリアサポート(DCS)が国際ダンサー移行支援機構(IOTPD)の加盟を果たしました。これは、日本において初めてのことで、アジアでは韓国に次ぐ2例目の事例です。この加盟により、DCSは2025年から準会員として活動を開始し、2026年には正会員へと昇格する予定としています。さらに、DCSは今年の10月下旬にカナダ・トロントで開催される年次国際会議に参加することが決定しており、日本から約10年ぶりの締約団体として注目されています。

IOTPDとはどんな組織か?



IOTPD(International Organization for the Transition of Professional Dancers)は、引退後のダンサーたちのキャリア移行をサポートするための国際的なネットワーク機関です。現在、カナダ、フランス、オランダ、ドイツ、スイスなどの11カ国が加盟しており、各国で再教育、再就職、心理的サポートといった多角的な支援を提供しています。IOTPDは、文化芸術分野における持続可能なキャリア形成を実現するためのグローバルなプラットフォームとして、国際的に大きな注目を集めています。公式サイト(IOTPD公式サイト)を通じて、さらに詳細な情報を知ることができます。

ダンサーズキャリアサポート(DCS)について



DCSは、日本初の非営利団体として、引退後やキャリアの転機を迎えるダンサーを支援し、社会参加の機会を創出するために活動しています。営利的な人材紹介事業とは異なり、DCSは「公益の観点から芸術と社会を結びつける仕組みづくり」を理念として掲げています。これにより、ダンサーのキャリア形成だけでなく、ダンス界全体の発展と社会的地位の向上を図っています。IOTPDへの加盟によって、国際的な知見や支援体制が日本にもたらされ、ダンス業界に新たな可能性が広がることでしょう。

日本におけるダンスの現状



近年、日本のダンス人口は著しく増加しており、幼少期から高齢者に至るまで、幅広い世代がダンスに親しむようになっています。同時に、プロのダンサーを目指す若者たちも増えており、その裾野は広がっています。しかし、引退後のキャリア支援体制は依然として整っていないのが実情です。特に、ダンサーたちは、自己管理能力、身体知、即興力、表現力、対話力といった、現代社会で必要とされる“非認知スキル”を高いレベルで備えているにもかかわらず、その魅力や能力を生かす機会は少ないままです。DCSは、これらのスキルを社会に活かすために、ダンスの持つ潜在的な力を引き出す取り組みを進めています。

協賛企業・団体の募集について



DCSは、理念を共有する企業や団体との協働・協賛を募っています。「ダンサーの経験を社会の力に」をテーマに、大学、地方自治体、舞踊団体と協力したイベントやセミナーの開催も進行中です。例えば、ダンサーを起点とした新たな人材戦略や、SDGsに関連した文化・教育・多様性の視点からの新しい取り組みなど、多岐にわたる共創の可能性を提案しています。

DCSは一方通行の支援を超え、ダンサーたちの力を信じ、共に未来の選択肢を広げていくパートナーとしての協力を心より歓迎しています。

お問い合わせ先



一般社団法人 ダンサーズキャリアサポート(DCS)へのお問い合わせは、以下のリンクをご覧ください。
Webサイト
Email: info@dancerscareer.jp
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