『うたかたの娘』登場
2025-10-01 13:28:21

横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞した『うたかたの娘』が2025年に登場!

横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作『うたかたの娘』の魅力



株式会社KADOKAWAから2025年10月1日に発売予定の綿原芹氏の『うたかたの娘』が、すでに多くの注目を集めています。なんと、この作品は「第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞」で大賞を獲得するとともに、Web小説サイト「カクヨム」の支持を受ける形で「カクヨム賞」も受賞するという快挙を達成しました。これは非常に厳しい競争を勝ち抜いた証と言えるでしょう。

この小説は、若狭を舞台に「圧倒的な美しさ」を持つ怪異の謎と、それに翻弄される人間たちの事件を描いています。選考委員を務めた綾辻行人氏はこの作品に対する評価をこう述べています。「ミステリ的なセンスのよさも感じる。そして、怖い」と、ミステリとホラーの両面での優れた仕掛けに感嘆の声を上げました。同じく委員の米澤穂信氏は、「この小説には深みと悲哀がある」と、そのストーリーだけでなく、現代的なテーマを巧みに詰め込んだ著者の技術に感心しています。

あらすじ:美しさの呪い



物語は、主人公が道端で見かけた不気味な人物から始まります。彼はその人物をきっかけに、女性との会話に成功しますが、次第に故郷の港町、若狭にまつわる不思議な人魚伝説が語られます。高校時代、彼が特異な美しさの持ち主であった水嶋という女子生徒に出会い、彼女の秘密に迫ります。彼女から明かされたのは、彼女自身が「人魚かもしれない」という驚きの告白でした。幼少期に「何か」の血を飲んだことで、大病が治り、そしてその影響で彼女はその美貌を手に入れたのです。

試し読みと特別対談



書籍発売前、KADOKAWAの文芸WEBマガジン「カドブン」では、綿原芹氏と綾辻行人氏の特別対談記事が公開されており、さらに第一話と第二話の試し読みも可能です。この機会に作品の雰囲気を感じ取ってみてください。特別対談記事や試し読みは以下のリンクからアクセスできます。


書誌情報



  • - 書名: うたかたの娘
  • - 著者: 綿原芹
  • - 発売日: 2025年10月1日(水)
  • - 定価: 1,980円(本体1,800円+税)
  • - 体裁: 四六判上製単行本/256頁
  • - ISBN: 978-4-04-116621-5

著者プロフィール



綿原芹氏は福井県出身で、2025年にこの『うたかたの娘』でミステリ&ホラー大賞のW受賞を果たしました。今後の活躍が期待される新進作家です。彼女の公式情報はX(Twitter)で確認できます。@parsleywatahara

横溝正史ミステリ&ホラー大賞について



この賞はKADOKAWAが主催する、ミステリとホラーの両方のジャンルに特化した新人文学賞です。50年以上の歴史を持つ著名な作家、横溝正史の名を冠したこの賞は、エンターテインメント性に富んだ新たな作品を次々と生み出すことを目的としています。受賞者には金田一耕助の像と賞金300万円が贈られ、歴代受賞者たちはその後もさまざまな分野で活躍しています。

『うたかたの娘』があなたにどんな感動をもたらすのか、大いに期待が高まります。ぜひその目で確かめてみてください。


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