小学生から楽しめる新図鑑！日本絶景と地形の歴史を丸ごと学べる一冊

新刊『日本列島大地の成り立ち図鑑』の魅力

2025年6月20日、文一総合出版から発売される新たな図鑑『日本列島大地の成り立ち図鑑』は、小学生から大人まで体系的に日本の地形と絶景を楽しむことができる見事な一冊です。著者の北中康文氏は、日本地質学会から表彰を受けた自然写真家であり、日本全国の絶景165か所の美しい写真を使って、通常難解な地質学の内容をわかりやすく解説しています。

地形の成り立ちを楽しく学べる

本書は、日本の地形の構造や成り立ちに関して、カルデラ、峡谷、流れ山といった具体例を挙げて詳しく紹介しています。特に、マンガやイラストを豊富に使用しているため、子どもたちも楽しみながら学ぶことができます。また、地層や火山活動、小さな地震を引き起こすプレートの動きなど、大人にも役立つ情報が詰まっています。

日本各地の絶景を彩る美しい写真

この図鑑の特筆すべき点は、著名な写真家が撮影した多種多様な絶景ポイントの写真です。これにより、読者は見た目の美しさ以上に、自然の成り立ちや時間の流れを感じることができるでしょう。

親しみやすさが魅力の学び

本書では、難しい地理用語にふりがなを付けており、小学生にも優しい配慮がなされています。たとえば、「流れ山」や「メサとビュート」といった専門用語の意味もしっかり解説されているため、読者の理解を深める助けとなります。また、同じ地形について国内の複数のポイントを紹介することで、地理的特徴をより実感してもらう工夫がなされています。

大人の学び直しにも最適

小学5年生の社会科で学ぶ「国土の地形の特色」に役立つ資料としても活用できる内容が盛り込まれています。さらには、大人が新たな知識を得るためにも最適です。地名や用語の解説コラムも充実しており、興味深いトピックがたくさん用意されています。

目次と著者について

本書の目次には、著者北中康文氏についてや、各地の絶景ポイントの詳しい解説が蓄えられています。著者は1956年、大阪府に生まれ、長年にわたり自然写真家として全国各地の風景を収めることに情熱を注いでいます。近年はドローン撮影にも挑戦し、その視点から新たな写真表現を確立しています。

また、イラストを担当したきたなかあい氏は、ユーモアと自然をちりばめた作品で親しみやすい絵を展開。そして監修には地質学専門家が名を連ね、確かな知識が本書に生かされています。