2025年3月に発売が予定されている書籍『パターンからデザインを考える パッチワークキルトのアイデアノート』は、パッチワークデザインの魅力を余すことなく伝える内容となっています。本書は、キルトデザイナー藤田久美子氏が手がけたもので、初心者でも気軽にデザインを楽しむためのアイデアやヒントが満載です。
パッチワークの枠を超え、自らデザインを考える楽しさを見出すことができるこの本は、特にデザインに挑戦したいけれど、何から始めればいいかわからないという方にぴったりです。デザインの基礎に取り組むことで、徐々に自由な創作へとつながっていくアプローチが紹介されています。
まず、本書の目を引くポイントは、パッチワークデザインの基本となる「格子(グリッド)」からの発想です。多くの人が感覚的に色や形を合わせがちですが、本書で示される理論や方法を学ぶことで、デザインの裏付けを得ることができます。このため、作品作りのヒントを得るだけでなく、自分自身のオリジナル作品を生み出すための確固たる基盤が築かれるのです。
書籍は全8章に渡って構成されており、それぞれの章が様々なテーマに基づいたアイデアを提供します。例えば「トラディショナルパターン」では古典的なパターンの扱い、また「配色について」では色使いの基礎知識や、如何にして美しい組み合わせを考え出すかが解説されています。
特に注目すべきは、実際の布で例示された配色やパターンです。ビジュアルで理解しやすく、読者は自身のイメージを具現化しやすくなります。さらに、各チャプターには具体的な作品例も含まれており、実践的な視点が加わることで、読む楽しさが一層引き立つことでしょう。
著者の藤田久美子氏は、女子美術短期大学でグラフィックデザインを学んだ後、キルト業界に身を投じ、独自のスタジオを立ち上げました。彼女の長年の経験と技術が詰まった本書は、パッチワークを始めたい方々はもちろん、すでに楽しんでいる方にも新たな視点を提供してくれるでしょう。
価格は2,200円(税込)で、Amazonおよび楽天ブックスにて予約購入が可能です。パッチワークを通じて自分の創造力を引き出したい方は、ぜひ手に取ってみてください。きっと、新たなデザインの世界を発見することができるはずです。