地域密着型の演劇祭、池袋演劇祭が今年も開催！

第37回池袋演劇祭が開幕

9月2日から10月2日まで、東京都豊島区の13会場で「第37回池袋演劇祭」が開催されます。この演劇祭は1989年から続くもので、地域に根ざした演劇文化を育むために毎年実施されています。今年は40団体が参加し、全ての公演が豊島区内で行われるという特徴があります。

池袋演劇祭の目的と背景

池袋演劇祭は、豊島区が推進する「国際アート・カルチャー都市構想」の一環として、地域全体を舞台にした「誰もが主役になれる劇場都市」を実現するために開催されています。地元の演劇団体が集まり、地元の観客とともに演劇を楽しむことで、地域の文化がさらに豊かになることが期待されています。

受賞団体を決定する審査方法

今年は100名の一般公募審査員が参加し、各団体の公演を評価。その結果に基づいて大賞などの各賞が決定され、受賞団体の発表は10月28日に行われる表彰式で行われる予定です。これにより、演劇祭は単なる公演にとどまらず、参加者すべてにとって価値のある体験を提供しています。

新たな取り組みと特色

今年の池袋演劇祭には、いくつかの興味深い取り組みがあります。まず、参加団体が自らの公演をPRする「前夜祭・CM大会」がオンラインで開催されます。8月19日から9月9日までの間、毎週火曜日にYouTubeでエントリー作品が公開され、再生数と審査員のフィードバックに基づいて「CM大会賞」が決まります。これにより、多くの観客が公演の魅力を簡単に知ることができるようになります。

また、昨年の第36回池袋演劇祭で大賞を受賞した「劇団バルスキッチン」が、あうるすぽっとで特別公演を行う予定です。公演名は『商店街グランドリオン』で、9月3日から7日まで全9回の公演があります。これは、昨年の受賞団体が再び観客を楽しませる絶好の機会となるでしょう。