映画祭三冠受賞
2025-12-16 11:58:27

藤元明緒さんが第82回ベネチア国際映画祭で三冠に輝く!

藤元明緒さんが第82回ベネチア国際映画祭で三冠受賞!



大阪ビジュアルアーツ・アカデミーの卒業生、藤元明緒さんが第82回ベネチア国際映画祭で、日本人監督として初めて審査員特別賞を受賞しました。さらに、アジア映画のクオリティを評価する最優秀アジア映画賞特別表彰、映画批評家によって選出されるビサート・ドーロ賞(最優秀監督賞)を獲得し、三冠を達成しました。今回の受賞は、藤元さんのこれまでの努力と情熱の賜物です。

藤元明緒さんの思い


受賞を受けた藤元さんは「この時代に自分たちがどんな映画を作ることができるのか、映画には何ができるのか」といった問いを持ち続けて制作した作品が評価されたことに感謝の意を示しました。映画の力を信じ、支えてくれた方々への感謝、そして何より作品に関わった人々の願いが多くの人に届くことを願っています。

受賞作品『LOST LAND/ロストランド』


藤元さんが制作した『LOST LAND/ロストランド』は幼い姉弟を主人公に、ロヒンギャ難民の厳しい現実を描いた長編映画です。これまでアジアを舞台に作品を作り続けてきた藤元さんは「ロヒンギャの声を映画に載せて世界に届けたい」との思いで、本作を制作しました。

物語の中心には、バングラデシュの難民キャンプで生活する無国籍の兄妹、4歳のシャフィと9歳の姉ソミーラがいます。彼らは離ればなれになった家族との再会を願い、仲間たちと共に命がけの旅路を進みます。この作品は、ロヒンギャ語で制作された初の映画として注目を集めており、200名以上のロヒンギャ出演者と共に撮影されました。『LOST LAND/ロストランド』は2026年4月に日本で公開される予定です。

藤元明緒さんのプロフィール


1988年に大阪府で生まれた藤元さんは、大阪ビジュアルアーツ・アカデミーの放送・映画学科を2011年度に卒業しました。以降、アジアを舞台にした合作映画を制作し続け、その作品は高い評価を受けています。代表作には『僕の帰る場所』(2018年)、『海辺の彼女たち』(2021年)があり、どちらも受賞歴と国際映画祭への参加歴が豊富です。特に『LOST LAND』は、映画制作における藤元さんの集大成とも言える作品となるでしょう。

凱旋セミナーの開催


ベネチア国際映画祭での偉業を祝して、大阪ビジュアルアーツ・アカデミーにて藤元さんの凱旋セミナーが開催されます。2025年12月21日(日)13:00〜16:30に行われ、映画制作の裏話や実践的なワークショップが予定されています。このセミナーは本校への進学を検討している方を対象としており、事前予約が必要です。

映画業界を志す全ての方にとって貴重な体験となる機会ですので、ぜひ参加を検討してみてください。興味のある方は公式サイトからご予約を!

オフィシャルサイト:学校法人 21世紀アカデメイア 大阪ビジュアルアーツ・アカデミー


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