舞台「チ。-地球の運動について-」舞台化決定!
2025年10月、漫画「チ。-地球の運動について-」が舞台化されることが正式に発表されました。原作は魚豊が手がけた作品で、心に響くセリフと大胆なストーリー展開が多くの読者を引き込み、2021年に行われた「マンガ大賞」では第2位に輝きました。今回の舞台化に向け、全く新しい形でその魅力が表現されることになります。
演出とキャスト
舞台の脚本を手がけるのは長塚圭史、演出はアブシャロム・ポラックが担当します。アブシャロムはミュージカル「100万回生きたねこ」など、多彩な実績を持つ演出家です。出演には、窪田正孝、三浦透子、大貫勇輔、吹越満、成河、森山未來といった実力派俳優が揃い、身体表現と芝居、音楽を融合させた作品を創造しています。
原作「チ。」のストーリー
「チ。」は、15世紀ヨーロッパを舞台に、禁じられた地動説に魅せられた若き神童ラファウと異端審問官ノヴァクの対立を描きます。ラファウは真理を求め、命を懸けて知識を探求しますが、ノヴァクはその信念を抑え込もうとします。この作品は信念の力、人を貫く美学をテーマにしており、舞台ではどのように表現されるのか、観客の期待が高まります。
クリエイターからのコメント
原作者の魚豊は、「コマがどのように板に変換されるのか、楽しみです」と述べ、舞台化への期待を寄せています。また脚本を担当する長塚は、漫画ならではの魅力を舞台でどのように表現するかに力を入れており、特にノヴァクというキャラクターに注目しています。
演出のアブシャロムは、「この作品は傑作で、他の作品とは一線を画すもの」と語り、スタッフやキャストとのコラボレーションへの期待を表明しました。音楽は阿部海太郎が担当し、振付にはエラ・ホチルドが加わります。これらのクリエイターたちは、地動説に魅了された人々の思いを舞台で表現することに強い情熱を持っています。
キャストからの意気込み
主演の窪田正孝は、「この世に期待したい」と語り、舞台化という挑戦に対する意欲を示しました。三浦透子は、様々な表現を通じて作品の世界を体現する覚悟を語り、大貫勇輔は「出演できることを嬉しく思っています」と感謝の意を述べました。
公演情報
舞台『チ。-地球の運動について-』は2025年10月に新国立劇場で上演される予定で、詳細な日程やキャスト情報は今後発表される予定です。これはただの舞台化ではなく、原作の精神を新たに生まれ変わらせる作品になることが期待されています。
「チ。」の魅力を新たに体感できるこの舞台、あなたもぜひその目で確かめてください!