スティーヴ・ガッド氏の魅力が詰まった『GOD OF DRUMS展』開催決定！

ヤマハ株式会社は、名ドラマー・スティーヴ・ガッド氏に焦点を当てた企画展『GOD OF DRUMS展 -最高峰カリスマドラマーの“音楽”に迫る-』を、2025年11月8日から15日までヤマハ銀座スタジオで開催します。ガッド氏は80歳を迎えた現在も現役で活動しており、ジャズ界における存在感は圧倒的です。この企画展は、彼の卓越したドラムテクニックや独自の演奏スタイルを多角的に掘り下げる内容となっています。

多彩な展示内容

展覧会では、まず、ヤマハ独自の技術「Real Sound Viewing」を使用したドラムソロの自動演奏を体験できます。2022年に収録されたガッド氏のクリエイティブなプレイを等身大の映像で再現し、観客は実際にドラムセットのスツールに座り、彼の視点で演奏を感じることができます。この再現は、約40万回の動画再生を誇る人気映像を基にしており、観る者を引き込む迫力があります。

さらに、ガッド氏が愛用してきた歴代のドラムセットも展示。5台のドラムセットが一堂に集まるのは今回が初めてで、彼の音楽キャリアやプレイスタイルの進化を直に感じることができます。展示されるドラムセットは、彼自身が使用してきたモデルを含む多彩なラインナップとなっています。

加えて、特別上映コーナーでは、お馴染みのドラムクリニックの最新映像が特別に回顧されます。2016年から続くこの映画は、ファン必見で、過去のクリニック映像を通じて、ガッド氏の教育者としての側面にも触れることができます。

スティーヴ・ガッド氏の伝説

スティーヴ・ガッド氏は、ポール・サイモンやチック・コリアといった偉大なアーティストとの共演を通じて、現代音楽におけるドラムのパイオニアとされています。彼の音楽スタイルは非常に影響力があり、多くのミュージシャンが彼の演奏手法を模倣するほどです。その高度な打楽器技術と、独自のグルーヴ感は、今もなお多くの音楽家から尊敬されています。

また、彼は自身の体験を通じて次世代のドラマー育成にも尽力し、教則本『GADDIMENTS』を発表するなど、教育者としてのキャリアも充実しています。ガッド氏の音楽への向き合い方は、多くのファンや後進のドラマーに影響を与えています。