新刊コミックエッセイ『ハルと思い出めぐりごはん』第6巻について
2025年5月20日、株式会社学研ホールディングスのグループ会社であるメディカル・ケア・サービス株式会社から、人気コミックエッセイ『ハルと思い出めぐりごはん 高齢者と食べるしあわせレシピ』の電子連載版第6巻が配信されることが発表されました。このシリーズは、懐かしい家庭料理を通じて高齢者の「食べたい」を叶える温かいストーリーが展開されています。
物語の舞台とテーマ
この物語は、認知症高齢者グループホームを舞台に、新米調理師の天野晴輝(あまのはるき)が、高齢者と一緒に作り、食べる「懐かしいごはん」を通じて、彼らの思い出を尊重し、人と人とのつながりを深めていく様子が描かれています。食が細くなりがちな高齢者の心に寄り添い、彼らが昔の味を思い出しながら「おいしく食べたい」という気持ちを大切にする物語は、心温まるストーリーが魅力です。
第6巻のテーマは、クリスマス。近所の人や家族を招待したクリスマスパーティーが開催され、参加者は歌とダンスを楽しんだ後、一緒に美味しいご飯を食べます。今回のメニューのメインは、給食でもおなじみの「なんちゃってクジラの竜田揚げ」。牛肉を使って再現したこの料理を楽しむ入居者たちとともに、昔話に花を咲かせる賑やかな様子が描かれています。
複数の配信プラットフォーム
第1話から第3話までは、学研の介護情報サイト「健達ねっと」で無料公開されているほか、Kindleストアや楽天Koboなどの各電子書籍プラットフォームでも好評配信中です。家族の介護を支えるためのレシピや知識を提供することを目的としており、エッセイ形式で高齢者とのコミュニケーションを深めるヒントが盛り込まれています。
著者・佐倉イサミのプロフィール
本作の著者、佐倉イサミは東京在住の漫画家で、動物や手ぬぐい、お酒など多趣味な人物です。これまでに「姫ばあちゃんとナイト」や「春風ふるさと観光協会」などの著書があります。メディアで新しい作品や活動を発信し続け、特に高齢者介護に関心を持つ読者に支持されています。
レシピの監修
また、レシピ監修にはグリーンフード株式会社が携わっており、この会社は高齢者施設でのメニュー作成や食事提供に特化したプロフェッショナルです。食を通じて高齢者の健康を支えるという重要な役割を担っています。
まとめ
『ハルと思い出めぐりごはん 高齢者と食べるしあわせレシピ』は、高齢者とその家族がコミュニケーションを通して豊かな時間を持つことができる作品として、多くの人々に愛されています。このシリーズ第6巻の配信を通じて、より多くの人々が「食」と「思い出」の大切さを感じていただければ幸いです。
興味のある方は、ぜひ「健達ねっと」や各電子書籍プラットフォームでご覧ください!