人類揺籃の地を知る『図鑑アフリカ全史』
2025年8月27日、東京書籍株式会社より刊行される新刊『図鑑アフリカ全史』が、アフリカの魅力を圧倒的なビジュアルを通じて解説します。この本は、人類の揺籃の地として知られるアフリカ大陸のジョージアの地理、歴史、文化を総観するビジュアル大図鑑です。アフリカの500万年以上にわたる歴史、豊かな文化、多様性にスポットを当てています。
アフリカの多様性を圧倒的なビジュアルで
アフリカ大陸は、2番目に大きな大陸であり、今なお約3000の民族と2000の異なる言語が存在します。本書は、先史時代から文明の誕生、巨大帝国の成立、西洋の植民地化、独立運動、そして現代アフリカまでの歴史を、遺跡や遺物を通じて紹介します。また、アフリカ独自の衣装や工芸、美術、音楽、映画、文学に焦点を当て、多様な文化も詳しく解説しています。
例えば、奴隷貿易については、約1200万人が国外に売られた歴史を、数多くの実際の資料と共に検証しています。19世紀末までアフリカ全体で展開された植民地化の様子も、ビジュアルにより理解しやすく説明しています。人権や文化に対する誤解が、アフリカの誤った読み方を生んだ経緯も考察されています。
アフリカの未来が持つ可能性
本書の巻末には各国ごとの歴史も収録されており、アフリカ大陸の未来について考える上での重要な指標を提供しています。2050年にはアフリカの人口が24億人に達するという予測もあり、これに伴い、経済や文化の面でも世界的な影響力が増すとされています。多様な文化と歴史を理解することで、アフリカの未来の可能性を見いだしていくことが重要です。
著者と監修者の紹介
本書はDK社が編纂し、松田素二氏が日本語版の監修を行っています。著者であるDK社は、イギリスの出版社で1974年に設立され、ビジュアルコンテンツに特化した幅広い書籍を出版することで知られています。また、松田氏は京都大学で名誉教授を務める専門家であり、アフリカ地域の研究において多くの成果をあげています。
まとめ
『図鑑アフリカ全史』は、アフリカ大陸の多様な歴史と文化を包括的に学ぶための優れた入門書です。地理、歴史、文化が融合したこの一冊を通じて、読者はアフリカの深い理解に迫ることができ、今後の展望についても思索を深める機会を得るでしょう。アフリカに関心を持つすべての方々にとって、必携の書となるに違いありません。