大塚健太とへんみあやかの新作絵本『やってみた』の魅力
2025年11月17日に発売予定の絵本『やってみた』は、ユーモア絵本作家・大塚健太氏と新進気鋭の絵本作家・へんみあやか氏のコラボレーションによるものです。この作品は、動物たちが「はじめて」の挑戦をする姿を描いており、失敗を通じて感じる楽しさや、そこから生まれる笑いを投影しています。対象年齢は約3歳からということで、親子で楽しむのにぴったりの内容となっています。
失敗は楽しさの源
『やってみた』では、カバのかんたが木に登ろうと奮闘する様子や、ペンギンのぺんたが羽をつけて空を飛ぼうと挑戦する姿が描かれています。また、ナマケモノの兄弟が一緒に競争しようとするシーンもあり、動物たちが挑戦する様子は見ているこちらも思わず顔をほころばせるものばかり。彼らの失敗は決してネガティブなものではなく、むしろ大切な体験として捉えられており、子どもたちに「挑戦することの楽しさ」を教えてくれます。
共感と癒し
この絵本が持つもう一つの大きな魅力は、登場する動物たちの行動に共感できる点です。特に、失敗した時に思わず「だよね!」と共感できる瞬間が散りばめられており、子どもたちにとっては自分自身の成長を感じる助けになります。そして、読んでいるうちに心がほっと軽くなるような感覚が得られるのも、本作の魅力の一つです。「失敗しても大丈夫」というメッセージは、大人にとっても励みになることでしょう。
書誌情報
『やってみた』は、株式会社岩崎書店から販売され、定価は1,595円(税込み)。B4変形の32ページで構成されており、小さなお子様が扱いやすいサイズとなっています。この絵本のISBNは978-4-265-83149-4で、配本日は2025年11月13日です。
著者について
大塚健太
大塚健太氏は、埼玉県出身の絵本作家で、数々のユーモア絵本を手掛けています。特に子どもから大人まで楽しめる作品が多く、注目を集めています。『いないいないぞう!』など、多くの絵本を手掛けており、その作品は柔らかいタッチのイラストとお話作りで高い評価を受けています。
へんみあやか
へんみあやか氏は、1991年生まれで、福岡県古賀市出身。保育士資格を持ち、絵本の学びを深めた後に作家デビューを果たしました。彼女は独自の視点で描く作品で人気を博しています。
同時発売のおすすめ絵本
また、大塚健太氏の作品としては『いないいないぞう!』もおすすめです。この絵本は、ページをめくるたびに予想外の展開が待っていて、大人も子どもも楽しめる新感覚の幼児絵本です。
最後に
新刊『やってみた』は、家族でまったりとした時間を過ごしながら楽しめる内容です。失敗を恐れずに挑戦することが素晴らしいことであると再確認できる、このユーモアあふれる絵本をぜひ手に取ってみてください。親子で、笑いと共感のひとときを過ごすことができるでしょう。