文学座新作『もうひとりのわたしへ』、田村孝裕と五戸真理枝がタッグ
2025年6月21日(土)から29日(日)まで、文学座が主催する新作『もうひとりのわたしへ』が紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演されます。この作品は、劇団ONEOR8の田村孝裕が脚本・演出を手掛け、演出は五戸真理枝が担当。これにより、彼らの初のコラボレーションが実現します。
チケット情報
チケットはカンフェティにて発売中です。観劇希望者には早めの購入をおすすめします。
文学座公式ホームページにアクセスして、詳細をチェックしてください。
登場人物とストーリー
物語の主人公、里歩は、40歳を目前に控えた女性です。彼女は周囲に恵まれた生活をしながらも、人生の転機に対する不安を抱えています。愛する夫とのセックスレス、両親の介護、仕事のやりがいのなさなど、複雑な心境を抱えつつ、「私はこのままでいいのか?」と悩みます。
誕生日を迎えた里歩の前に異次元からの住人が現れ、彼女を別の世界に導きます。その世界には、彼女が選ばなかったもう一人の里歩が存在。彼女たちの異なる人生の選択がどのような結果をもたらすのか、観る者に問いかける内容です。里歩の心の葛藤を描きながら、観客は自らの人生を考える契機を得ることでしょう。
出演者とスタッフ
本作品には高橋ひろし、郡山冬果、横田栄司など、実力派キャストが名を連ねています。また、田村孝裕が書き下ろしたオリジナル脚本は、演劇の新たな可能性を模索し続ける彼のスタイルを色濃く反映したものです。
演出を担当する五戸真理枝は、2023年に第30回読売演劇大賞最優秀演出家賞を獲得した、今最も注目される演出家の一人です。彼女にとって文学座での初めての舞台となる本作は、演劇界の未来を担う存在となることでしょう。
公演スケジュール
本公演は、初日の6月21日(土)から始まり、最終日6月29日(日)までの期間で行われます。全体のスケジュールは多様であり、特に「ハートフル観劇day」や「夜の集い」といったイベントも用意されており、観客同士の交流が楽しめる企画もあります。平日は昼の部、週末は夜の部も開催されるため、観劇しやすい日程が組まれています。
アフタートークも充実しており、多彩なゲストと共に作品について深く語り合う貴重な機会が設けられています。キャストやスタッフとの対話を通じて、より深い理解を得ることができるでしょう。
まとめ
『もうひとりのわたしへ』は、人生における選択の重要さを考えさせる作品です。まさに現代社会が抱えるさまざまな問題に対して、普遍的なテーマを扱っている本作から、観劇後には新たな視点が得られることでしょう。ぜひ、その目で確かめてみてください。