親鸞の思想と魅力
2026-01-23 18:44:49

現代に響く親鸞の思想 新たに重版された宗教書の魅力

『構築された仏教思想親鸞救済原理としての絶対他力』重版



最近、佼成出版社から『構築された仏教思想親鸞救済原理としての絶対他力』が重版されました。この書籍は、親鸞の思想とその魅力を深く探るための貴重な一冊です。著者は釈 徹宗氏で、彼は比較宗教学の研究者であり、浄土真宗の僧侶でもあります。書籍は136ページの薄手で、読みやすい構成になっているため、興味のある方には手に取ってほしい一冊です。

本書の内容



親鸞の思想は、仏教の教えを「私が仏になる」という自己中心的な見方から、「仏が私を救う」という他者中心の考えに転換しました。この転換をもたらしたのが彼の師、法然です。親鸞は法然の教えに帰依しながらも、自らの罪業に対する根源的な視点を持ち、「私だけは救われまい…」という絶望感を抱え続けました。この様な深い内面的葛藤こそが、親鸞の精神性の本質を成しています。

書籍は、親鸞の様々な著作を通じてその思想を探求しており、特に「救いと絶望の同居」という矛盾に注目します。最近の社会では、無地域化や道具化、個人化といった特徴が顕著になっていますが、現代人が親鸞から何を学べるのかについても言及されています。

目次に見る親鸞の思想



本書は、浄土仏教とは何かから始まり、親鸞の生涯や思想の特性について詳しく解説しています。目次は以下のように分かれています:

1. 浄土仏教とは何か
- 念仏という宗教的実践
- 大乗仏教における救済と阿弥陀仏
- 浄土へ往生して成仏する
2. 親鸞の原風景
- 不明部分の多い親鸞の生涯
- 一念と多念
3. 親鸞思想の特性
- 二双四重判と真仮偽判
- 信行両座・信心諍論と神祇不拝
4. はからいなき地平へ
- 究竟の他力仏教
- 悪人正機と悪人正因

釈 徹宗のプロフィール



著者の釈 徹宗氏は、大阪府出身で、宗教学及び比較宗教思想を専門としている学者です。龍谷大学大学院での研究の後、現在は相愛大学の教授として活躍する他、講演や著作活動にも積極的に取り組んでいます。彼の書籍は多岐にわたり、宗教に関する鋭い視点が評価されています。

終わりに



『構築された仏教思想親鸞救済原理としての絶対他力』は、親鸞の多様な思想を学べるだけでなく、現代社会における宗教の役割についても考える一助となるでしょう。130ページの中に凝縮された親鸞の智慧は、読者に新しい気付きをもたらすはずです。興味を持った方は、ぜひ手に取ってその深淵なる思想の世界を体感してみてください。


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