話題沸騰中の『失われた貌』が未来屋小説大賞にノミネート！

話題のミステリー『失われた貌』が未来屋小説大賞にノミネート！

最近、5万部を突破し注目を集めている小説『失われた貌』が、第9回未来屋小説大賞にノミネートされました。この賞は未来屋書店の厳選された書店員たちによって選考されるもので、選ばれた作品はその面白さを広く紹介することが目的とされています。未来屋書店のスタッフの「次のベストセラー作品を生み出す」という熱い思いが込められたこの賞に、選ばれたことは大きな価値を持ちます。

未来屋小説大賞とは？

未来屋小説大賞は、過去1年間に刊行された数多くの小説の中から、特に光る作品を選ぶ賞です。今年は2024年9月から2025年9月の間に発売された作品の中から厳選された10作品がノミネートされます。選考結果は12月24日に発表される予定で、期待が高まります。この賞では、過去に『カフネ』が大賞に選ばれ、その後本屋大賞も受賞するなどの実績もあります。

魅力的なコメントを公開

著名な作家たちからも称賛のコメントが寄せられています。伊坂幸太郎氏は「うっとりするほどのミステリー」を体感したと語り、主人公の日野の葛藤に思いを馳せています。また、恩田陸氏は「舌を巻くほどの捜査と謎解きに驚かされる」との感想を述べ、米澤穂信氏は「待望の成熟したミステリーがここにある」と興奮気味に語ります。彼らのコメントからも、この作品の非凡さが伺えます。

どこに目を引くのか？

『失われた貌』のストーリーは、山奥で発見された惨劇の死体に端を発します。顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされるという衝撃的な展開から始まり、過去の失踪事件とつながることが示唆される中で、次第に物語は複雑さを増していきます。小学生が「この死体は自分のお父さんかもしれない」と言い出すことで、無関係に見えた事象が絡み合っていく様子は、まさに本作の筆致の巧みさそのものです。

著者・櫻田智也について

著者の櫻田智也は1977年に北海道に生まれ、2013年にはデビュー作『サーチライトと誘蛾灯』で新人賞を受賞。その後も多くの著作を発表してきました。本作は彼にとって初の長編作品であり、今後どのようなインパクトを残すのか、期待が集まっています。書店でも売り切れ続出の『失われた貌』、その魅力をぜひ感じ取っていただきたいですね。