中国の商業演劇『ミックスサラダ』が日本に上陸!
中国の若手劇作家・張慧(チャン・ホイ)による舞台『ミックスサラダ』が、2025年7月2日(水)から3日(木)にかけて東京都江戸川区の総合文化センターで上演されます。この公演は、中国の商業演劇としては初めて日本の舞台に本格的に登場するもので、多くの観客からの期待が寄せられています。
舞台の魅力とこれまでの反響
『ミックスサラダ』は夫婦の間に芽生える感情や、働くことに対する若者の姿勢、情報社会における個のあり方をテーマに、三つの短編形式で構成されています。初演以来、中国本土では話題作として取り上げられ、SNS上では反響が広がり、観客動員数も異例の1.7万人を記録しています。
原作の魅力は、社会の裏側や人々の揺らぎを軽やかな筆致で描き出し、まさに「心に残る舞台」として多くの評判を得ています。また、数々の戦績も残しており、在北京の初演では10公演すべてが完売し、さらに、中国を代表する演劇祭・烏鎮戲劇節の公式招待作としても成功を収め、チケットはわずか2分で売り切れました。
言語の壁を超えた演劇体験
今回の公演は中国語で上演され、日本語字幕がつくため、言語の障壁を気にすることなく鑑賞できるのも大きな魅力です。中国の若者たちが抱えるリアルな問題を、彼らの視点で描写し、私たち観客は何を共鳴させるのか、その「目に見えないもの」を体感することができるでしょう。
舞台の構成と詳細
『ミックスサラダ』は以下の三つの短編で構成されています:
1.
『滸墅関(フーシューグァン)』
長い間離れて暮らしていた元夫婦が、コロナ禍で数日間再び同じ屋根の下に暮らす様子から、それぞれの感情が少しずつ明らかになっていくストーリー。
2.
『アーチー』
若者アーチーが、自分の過去や働くことへの哲学を語り、社会とのズレや共感を引き起こす感情スペクタクル。
3.
『あるパントマイム劇』
言葉が一切なく、観客とのインタラクションで進行する寓話的な表現。観客自身が登場人物となり、自分を見つめ直す体験が待っています。
豪華キャスト陣
本舞台には、実力派として知られる多彩な俳優が揃っています。馬 卓君(マー・ジュオジュン)、張 懿曼(チャン・イーマン)、蒋 奇明(ジャン・チーミン)、伍 藍瑩(ウー・ランイン)など、彼らの迫真の演技が待ち受けています。彼らは過去の著名な舞台や映画で多くの経験を積んでおり、その洗練されたパフォーマンスは観る人をひきつけるものとなるでしょう。
公演情報
公演は2025年7月2日(水)および3日(木)に江戸川区総合文化センターで行われ、上演時間は約1時間半を予定しています。チケットはカンフェティで好評発売中で、価格は各席種により異なりますが、全席指定の税込価格です。興味がある方はお早めにチェックしてください。
若者のリアルを描く『ミックスサラダ』、見逃すことのできない公演となること間違いなしです!