樋口進氏特集
2025-06-25 20:40:15

依存症治療の樋口進氏を特集したドクターズマガジン最新号

依存症治療の先駆者、樋口進氏の挑戦



このたび、医療専門誌『DOCTOR'S MAGAZINE [ドクターズマガジン] 7月号』が発刊され、その中で特集されたのが、依存症治療の権威、樋口進氏です。彼は日本におけるアルコール依存症の研究の先駆者であり、現在はゲーム依存症の治療にも積極的に取り組んでいます。

樋口進氏の歩み


樋口氏は山梨県の農家に生まれ、幼少期にポリオにかかるという障害を抱えながらも、学業に励みました。彼は東北大学医学部に進学し、精神科医としての道を選びました。1982年には久里浜病院(現・久里浜医療センター)に赴任し、そこから彼の依存症治療の旅が始まりました。

当時、日本では「依存症は治らない」という考えが一般的でした。しかし、樋口氏は患者が持つ「やめたいけれど飲みたい」という葛藤に向き合い、認知行動療法をもとにした独自のプログラムを開発しました。このアプローチにより、多くの患者が回復への道を歩み始めました。

現在の挑戦


樋口氏は、彼自身が院長を務める久里浜医療センターにおいて、さまざまな依存症に対する治療法を追求しています。薬物療法や心理社会的治療を導入し、依存症の原因となる遺伝や疫学の研究も行っています。また、彼は世界的な問題となっているゲーム行動症をWHOに国際疾病として認定させるための取り組みも行いました。彼の「依存症は回復できる病気」という信念が、多くの患者に希望を与えています。

他の特集内容


今号では、「Challenger -挑戦者-」セクションに、心臓外科の大島晋氏が特集されており、年間2000件の手術を目指す姿勢や、難症例に挑む心意気が描かれています。また、「FORTE -日本列島病院探訪-」では、埼玉県所沢市の二次救急病院、所沢第一病院が取り上げられ、人工関節手術や透析治療の優れた点が紹介されています。

医療界のヒューマンドキュメント


『ドクターズマガジン』は、毎月医療界で活躍するプロフェッショナルたちの姿をリアルに伝えるヒューマンドキュメントとして、6万5千部を発行しています。今回の号も、樋口氏をはじめ、さまざまな医療の現場を通じて、人々に感動を与える内容が満載です。

樋口進氏の取組みや、他の医療関係者の挑戦に触れることで、医療という領域の深さと熱さを感じることができることでしょう。今後の彼の活動から目が離せません。


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