昇進を望む声が減少、副業に魅力を感じる時代が到来！

最近の調査結果から、管理職の多くが昇進への興味を失い、副業に対して魅力を感じていることが明らかになりました。株式会社事業家集団が行ったこの調査では、20代と40代の会社員1,017人を対象に、昇進と副業についての意識を探りました。

1. 給料に対する不満が影響

調査によれば、現在の役職に満足している人はごく一部。特に管理職であっても満足度は高くなく、約半数が給料が見合っていないと感じています。具体的には、一般社員と管理職の双方で「今の役職に対する給料が見合っている」と答えたのはそれぞれ11.9%と18.2%で、ほとんどの人が何らかの不満を持っていることが分かります。

この背景には、業務量や労働時間が多いこと、自社の給料水準が他社に比べて低いと感じることが大きな要因です。管理職においては、同じ職位での他社との比較に敏感であり、そのことで不満が増しています。

2. 若年層の昇進意欲

興味深いことに、現在の職場で管理職になりたいと考える20代は約4割、40代では約3割と、年齢が上がるにつれて昇進への欲求が減少しています。特に40代では責任や業務量、ワークライフバランスを守りたいという理由から、昇進をためらう傾向が顕著です。

一方で、20代の約4割が「管理職になりたい理由」として最も多く挙げたのが「収入を上げたい」であり、キャリアアップや裁量権を求める声もあります。

3. 副業の現状と魅力

さて、副業についてはどうでしょうか。20代の約27%が副業を行っているとのことで、40代の15%と比較しても主体的な傾向が見られます。特に多くの人が副業を始めた理由は「収入アップ」であり、物価の上昇に対応するためや新たなスキルを習得する目的も挙げられました。

逆に、副業をしていない理由としては、会社の規定で禁止されていること、そしてワークライフバランスの維持を重視する姿勢が見られました。特に40代では、家庭との両立を重要視するあまり副業を避ける傾向が強いようです。

4. 昇進より副業へのシフト

調査の結果、約70%の人が昇進による責任やプレッシャーよりも副業による収入増に魅力を感じると回答しました。責任なく自分の裁量で稼げる副業の方が魅力的」と考える人が増えているのです。

5. 新たな時代への移行

これらの結果は、会社員としての価値観が大きく変わってきたことを示しています。作業量や報酬、そして雇用状況が厳しさを増す中で、自らのキャリアを「昇進＝成功」とする従来の考え方から、自分の生活スタイルや希望に合わせて選び取る新たな流れが生まれつつあります。

さらに、株式会社事業家集団が制作した副業をテーマにしたアニメ『副業アニメリスクワ』は、この新たな働き方を支えるコンテンツとして、視聴者に楽しみながらメッセージを届けています。若い世代を中心に、アニメを通じてデビューや起業のヒントを探求する姿勢が広まりつつあることも、注目に値します。