知覧で開催!国際映画祭11冠受賞作『消せない約束』特別上映
2025年8月2日(土)に、鹿児島県南九州市の知覧文化センターで、国際映画祭11冠の感動作『消せない約束』の特別上映会が行われます。これは、株式会社遊びるどが中心となり、地域の観光協会と協力して開催するもので、特に注目すべき点は、学生200名が無料で招待されることです。この取り組みは、戦後80年を迎える知覧で、平和教育を街ぐるみで展開することを目的としています。
映画のストーリーと主旨
映画『消せない約束』は、特攻兵が未来へとタイムスリップし、現代の若者との交流を描いた物語です。この作品は、「今の日本の平和はどう築かれたのか?」という問いを通じて、若者達が自身の使命に気づくきっかけを提供します。観客からは「全身の細胞が怖くて、涙がとまりませんでした」といった感想が寄せられており、登場人物たちの友情や葛藤を通して深いメッセージが伝わっています。
特に、特攻兵がラジオを通じて未来を知ってしまうシーンは象徴的です。「今、日本は幸せですか?」という問いかけは、観客に一瞬の静寂をもたらし、多くの考えを促します。こうした内容が、観る者に感動を与え、平和の大切さを再確認させるのです。
イベントの詳細
上映会は、12:30に開場し、13:00に上映が始まります。午後3時には総監督の伊藤直美氏によるトークショーが予定されており、映画の背景や制作秘話を語る予定です。観賞後には、参加者同士で感想を語り合う時間も設けられるため、映画に対する意見を交換し合う貴重な機会となります。また、映画を観た後には、知覧ならではの戦跡フィールドワークも行われ、護国神社などを巡ることで、更なる深い体験へとつながります。
参加方法とチケット
参加希望者は、公式Peatixページからチケットを購入できます。一般の方は前売り1600円、当日1800円ですが、特に学生の方には200名まで無料で招待されています。若い世代にとって、映画を通じて歴史を学ぶ機会を提供する本イベントは、非常に意義深いものとなるでしょう。
地域との連携
映画上映会は、単なる娯楽ではなく、地域コミュニティの形成や平和教育の一環として捉えられています。総監督の伊藤直美氏や、企画者の梅村武史氏によるトークを通じて、参加者が自分自身の使命や将来の目標について考える時間を持つことが大切です。
このイベントは、知覧特攻平和会館を訪れた人々が抱く感情、人や地域とのつながりを深め、多くの人に平和の尊さを再確認させる役割を果たすことでしょう。
最後に
『消せない約束』の上映は、単なる映画体験以上の意味を持っています。戦争を経た日本の歴史を知り、これからの未来を考えるきっかけとなることを期待しています。観客が映画を通して心に残るものを持ち帰り、将来の平和な世界に貢献する一歩となることを願っています。この貴重な機会に、ぜひ参加し、共に未来を考えていきましょう。