都市間のつながりや人々の交流をテーマとした巡回型上映プロジェクト「VISIONS CIRCUIT 2025–26」が、次回は山口と長崎で開催されることが決定しました。このプロジェクトは、アートフィルムや実験映像を媒介に都市と人々をとりまく多様な文化を探求し、観客との対話を重視しています。初回のせんだいメディアテークでの開催では、東京藝術大学大学院映像研究科の研修生や招待作家による18作品が上映され、その後には地元の方々とのラウンドテーブルも行われ、好評を博しました。
次の開催地となる山口情報芸術センターは、2026年3月6日から8日にかけて3つの関連プログラムを実施します。特に注目はアーティストであり詩人の青柳菜摘による《亡船記》のレクチャーパフォーマンス。こちらは、航海の女神・媽祖をテーマにしたもので、過去の航海の歴史や文化的な物語を映像と朗読を通じて再構成します。
この公演は海を通じた思想の交流を探求するもので、過去と現在の交差点を生み出すものとなるでしょう。また、3月8日には、「やまぐち連詩林」と題された共同制作プロジェクトが行われ、参加者がリレー形式で詩を紡いでいく試みが展開されます。山口にゆかりのある詩人のゲストを迎え、歴史や文化に関するトークも行います。
長崎では、3月10日に「VISIONS CIRCUIT」が上映された後、11日には文化人類学者の今福龍太と青柳菜摘によるレクチャーとトークが行われます。今福はリスボンやマカオなど港町を通じた文化の交流を語り、青柳は前日に引き続き《亡船記》を上演します。
これらのプログラムは、地域特有の文化や歴史とアートとの交差点を見つけ出す貴重な機会です。また、参加は無料ですが事前予約が推奨されているため、興味のある方は早めに申し込むことをおすすめします。
「VISIONS CIRCUIT 2025–26」は、ただ映像を上映するだけでなく、参加者同士の新しいつながりや視点を生み出すことを目的としています。アートを媒介にしたこのプロジェクトを通じて、より多様な文化的表現を楽しむことができるでしょう。
最後に、詳細な情報や予約方法は、公式ウェブサイトをご覧ください。アートと文化の交差点で、感性を刺激する体験をお楽しみいただけます。
公式ウェブサイト:
VISIONS CIRCUIT
お問合せ: 東京藝術大学大学院映像研究科 | RAM Association | メール: geidairam@gmail.com