松竹蒲田撮影所の魅力を再発見するイベント
映画の歴史において、蒲田は「キネマの天地」として活気に満ちた文化の中心地でした。その中でも、特に女性たちの輝きが際立った時代があります。今回、松竹蒲田撮影所で活躍した女性脚本家水島あやめと、その時代を彩った女優たちにスポットを当てたイベントが開催されることが決定しました。100年前の蒲田の映画文化を振り返りつつ、現代にその魅力を伝えるイベントの内容を深掘りしていきましょう。
イベント概要
このイベントでは、かつて「キネマの天地」として名を馳せた蒲田撮影所を舞台に、当時の女性たちの活躍を探ります。イベントの第1部では、蒲田映画や無声映画に精通した岡茂光氏と、水島あやめを専門に研究する因幡純雄氏をお呼びし、対談を行います。この対談では、水島あやめの影響と、田中絹代や川田芳子、栗島すみ子といった蒲田で活躍した女優たちの功績についても解説されます。
また、その背景として、蒲田がどのように映画文化と共に発展してきたのか、当時の文化や流行の発信地としての役割についても触れられ、観客は当時の熱気に浸ることができるでしょう。
第二部:カツベン体験
イベントの第二部では、実際に無声映画を観ながら「カツベン」の魅力を体験する機会があります。小津安二郎監督の名作『大学は出たけれど』の一部を上映し、無声映画の魅力に触れることができます。さらに、活動弁士・佐々木亜希子氏によるカツベンの解説と実演が予定されており、その奥深い表現力を間近で感じながら学べる貴重な体験となることでしょう。
特に、1929年に公開された『明け行く空』は、水島あやめが脚色し、斎藤寅次郎監督が手がけた作品です。この映画では、夫を失った母親と、生まれたばかりの娘が時を経て再会する物語が描かれており、母情と運命の切なさが感動的に表現されています。登場人物たちを演じ分ける弁士と楽士のコラボレーションも、観る者を魅了する要素の一つです。
開催情報
- 開場: 17:30
- 第一部開演: 18:00
- 第二部開演: 18:50(終演予定: 20:30)
- - 会場: 大田区民ホールアプリコ・小ホール
- - 定員: 120名(先着)
- - 入場料: 一般1,000円/学生500円
申込みは、5月15日(金)9:00からインターネットまたは電話で受け付けられます。定員に達し次第終了となりますので、興味のある方はお早めにお申し込みください。
関連イベントのご案内
また、6月8日(月)には「キネマの天地」で輝いた女性たちを感じながら梅屋敷から蒲田を歩くまちあるきのイベントも実施されます。こちらの申込みも同じく5月15日から先着20名で受け付けます。
映画文化の歴史を知り、体感する素晴らしい機会をお見逃しなく。お問い合わせは一般社団法人大田観光協会まで。あなたもこの歴史的なイベントに参加し、映画の魅力を再発見してみませんか。