『国際女性史月間に捧ぐ、女性の多様な生き方を描くショートフィルム特集』
国際女性史月間にあたる3月。この月にあわせて、ショートフィルム専門のオンラインシアター「ブリリア ショートショートシアター オンライン(BSSTO)」では、世界各国の女性たちの力強い生き方を描いたショートフィルムの特集が始まります。今回の特集は、フランス、イラン、イスラエル、ポーランドから選りすぐりの作品をお届けします。
特集作品のラインナップ
最初の作品は、アイルランド出身の建築家アイリーン・グレイの物語を基にした『アイリーン・グレイの孤独(E FOR EILEEN)』です。この作品は、彼女が設計した美しい海辺のヴィラ「E.1027」で撮影されたもので、アイリーンと近代建築の巨匠ル・コルビュジエとの関係が描かれています。グレイの孤独とバカンスの最終日、彼女がどのようにもがいていたのかが描かれた心に響くドラマとなっています。
次に、イランから贈るアニメーション作品『制服の下の私(Our Uniform)』。この作品は、少女が幼少期の服装にまつわる思い出を通じて、社会をどう捉えているのかを風刺的に描いています。特に、子どもたちに課せられた服装に対する社会的な慣習への批判が込められています。
さらに、イスラエルからは『エリシャの手紙(More Than Friends)』が登場。風変わりなレズビアンの母親が、息子の恋心に向き合う親子ドラマです。母が抱える思いと息子の成長が交錯する中で、どのように愛や理解を伝えようとするのかが描かれています。
特集の最後を飾るのは、ポーランドの作品『マグダ(MAGDA)』です。1940年代のポーランドを舞台に、15歳の少女マグダの勇気ある行動が描かれます。彼女は抵抗運動に参加することを決意し、戦火の中での奮闘を通じて成長していく姿をアニメーションで表現します。
映画祭との連携
「ブリリア ショートショートシアター」は国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」と連携しており、厳選されたショートフィルムを毎週水曜日に配信しています。映画は、2008年から2017年まで横浜で運営されていた映画館のブランドを引き継ぎ、2018年からオンラインでの配信がスタートしました。会員登録を行うことで、常時12作品以上を無料で視聴することができます。
この特集を通じて、視聴者は多様な生き方を持つ女性たちの共感できるストーリーを体験できるでしょう。社会の垣根を越え、さまざまな女性の人生から得られるヒントを、この機会に是非受け取ってみてください。