アンジェリーナ・ジョリーがショパール・トロフィーのゴッドマザーに就任
2025年、アカデミー賞受賞の女優であり映画監督のアンジェリーナ・ジョリーが、名誉あるショパール・トロフィーの“ゴッドマザー”を務めることが決定しました。このトロフィーは、国際的な映画界で将来が期待される若手俳優を称えるものであり、今後の映画産業における新たな才能を支援する重要な役割を担っています。
今年のトロフィー受賞者には、マリー・コロンさんとフィン・ベネットさんが選ばれました。彼らは第78回カンヌ国際映画祭の期間中に開催される授賞式で、アンジェリーナ・ジョリーから直接賞を授与される予定です。受賞式は、2025年5月16日にカールトン・ビーチで行われ、映画祭会長のイリス・ノブロック、総代表のティエリー・フレモー、ショパール共同社長のキャロライン・ショイフレと共に祝われる公式ディナーの席上で実施されます。
ショパール・トロフィーの背景
ショパール・トロフィーは、2001年にキャロライン・ショイフレによって創設され、以来、才能ある新進気鋭の俳優たちに贈られてきました。この賞は、映画業界における次世代育成への貢献と、“第七芸術=映画”への深い愛情を示すものとなっています。毎年、受賞者はショパール・トロフィー・アカデミーによって選ばれ、歴代の受賞者やゴッドマザー/ゴッドファーザーたちの意見も反映されています。
今年の授賞式では、若手の才能に光が当たることはもちろん、アンジェリーナ・ジョリーの存在がその重要性を一層引き立てることでしょう。彼女は「ショパール・トロフィーのゴッドマザーに就任できて、大変光栄です。若いアーティストたちとともに素晴らしい作品を称える機会に恵まれて嬉しく思っています」と述べています。
キャロライン・ショイフレも、ジョリーの映画キャリアと社会貢献の姿勢が未来の俳優たちにとっての理想的なロールモデルであると評価し、彼女を迎えることに喜びを表しています。受賞者は、彼女の足跡やアドバイスから多大なインスピレーションを得ることでしょう。
ショパール・トロフィーの意義
ショパール・トロフィーは、過去の受賞者にも著名な俳優が多く含まれています。フローレンス・ピュー、ナオミ・アッキー、ジョン・ボイエガなど、数多くの俳優がその後、権威ある賞を獲得していて、このトロフィーがキャリアの躍進を予感させる象徴的な存在となっています。さらに、マリオン・コティヤールやレア・セドゥのように、ゴッドマザーやゴッドファーザーとして再び舞台に戻ってくる俳優もあり、その「里帰り」はファンにとって感慨深いものとなっています。
トロフィー自体のデザインはキャロライン・ショイフレによって手がけられ、ショパールの熟練ジュエリー職人によって製作されています。ショパールでは、このトロフィーだけでなくカンヌ国際映画祭のすべてのトロフィーの製作も担当しており、映画祭の重要なパートナーとしての役割を果たしています。
このように、ショパール・トロフィーは映画界の新たな才能を見つけ出し、彼らをサポートする一方で、映画という芸術を愛する人々に感動を与え続ける存在であり続けています。