新たなファンタジーの幕開け
2025年7月31日、株式会社Gakkenから待望の新作ファンタジー『コリット①機械じかけの心臓』が上下巻として発売されました。この本は、作家TERUKO氏が自らの子供に贈るために書き始めた物語が発展し、全ての子どもたちへのプレゼントとして届けられたものです。
子どもから大人に届くメッセージ
「私の子どもが大人になるまで続く物語を作ろう」というコンセプトのもと、TERUKO氏は自身の子どもたちに向けた物語を紡いできました。全1万枚を超える原稿が、子どもたちの成長と共に形成されていったのです。そして、物語を読み終えた子どもたちが「他の人にも読んでほしい」と言ったことがきっかけで、ついにこの作品が世に出ることとなりました。
舞台は未来の金星
物語の舞台は、3000年後の未来。人間は「コリット」と呼ばれる存在を育てるために金星にドームを築き、そこから大好きな家族とともに人間性を学びながら生活するコリットたちが登場します。主人公のイパは、友人のニーイやサックと共に元気に学校に通いながら、「人への服従」を教えられますが、次第に彼自身の存在に疑問を抱くことになります。
「いったい僕はどうして生まれたのか?」
この疑問は、通常のコリットにはほとんど考えられないもの。しかし、イパは自らのアイデンティティを探し求め、思いがけない出来事を経て禁じられた場所へと足を踏み入れることになります。その冒険が、イパを成長させる要因となるのです。
魅力的なキャラクターたち
本作には、個性豊かなキャラクターたちが登場します。明るく元気なイパは、さまざまなトラブルに巻き込まれながら、友人たちと共に成長していきます。王子のような容姿を持ちながらも無茶な行動に出るニーイ、冷静で頭脳明晰なサック、そして主人公を敵視するリゾなど、キャラクターたちの関係性が物語をさらに面白くしています。
物語の重要な要素である音楽も大きな役割を果たしており、イパとニーイがそれぞれバイオリンとピアノを演奏するシーンも描かれ、ストーリーに深みを与えます。
六七質氏の素晴らしいイラスト
本書の表紙や挿絵を手掛けたのは人気イラストレーターの六七質氏。精緻で魅力的なイラストは、物語の壮大な世界を引き立てています。イパやニーイをはじめとするキャラクターたちが、彼の手により生き生きと描かれており、読者を惹きつける力があります。特に、SF的なアイテムや細部にわたるデザインはファンタジー世界の想像をさらにかき立てるでしょう。
読書を彩る物語の魅力
『コリット①機械じかけの心臓』は、子どもはもちろん大人にも楽しめるファンタジー作品です。この物語は単なる冒険譚ではなく、自己探求や友情の重要性といった深いテーマも含んでいます。涙なしには語れない感動的なシーンが多数あり、ページをめくる手が止まらないことでしょう。この夏、是非家族みんなで読んで、心温まるひとときをお楽しみください。
商品情報
- - 書名: コリット①機械じかけの心臓(上・下)
- - 著者: TERUKO
- - イラスト: 六七質
- - 価格: 各1,595円(税込)
- - 発売日: 2025年7月31日
- - 判型: A5判 / 上286ページ / 下276ページ
学研の公式サイトからの購入も可能です。詳細は以下のリンクからどうぞ。
これからの冒険の世界に、あなたも飛び込んでみませんか?