創業100年以上の老舗食堂を巡る旅
2025年7月22日、辰巳出版から新たに刊行される『日本老舗食堂大全』は、時代を超えて受け継がれてきた味と文化を持つ食堂たちを紹介する貴重な一冊です。本書では、全国各地の老舗食堂を厳選して収め、その魅力と背後にある物語を丁寧に掘り下げています。
多様な老舗食堂
本書は、磨き抜かれた高級店から庶民に愛される大衆食堂、さらに各地のうどん・そば、中華、寿司、天ぷらなど、実に多彩な料理が揃っています。例えば、大阪にある「北極星」は、名物のオムライスで知られる元祖の店として、その魅力を堪能できます。また、愛知の「日の出寿司食堂」や沖縄の「きしもと食堂」など、それぞれの地域ならではの名物料理を楽しむことができるのが本書の大きな魅力です。
背景に息づく物語
老舗食堂を訪れることで、その土地の文化や歴史、そして料理がどのように根付いてきたのかを知ることができます。一つ一つの料理や店には、地域の成り立ちや人々の営みが隠れており、それらを知ることは満腹感以上の満足を私たちにもたらしてくれることでしょう。例えば、富山の「春乃色食堂」では、見事な中華料理を楽しみながら地元の文化に触れることができます。
ミニ特集で更なる発見
本書には特集コーナーも用意されています。東京・大阪の喫茶文化を伝える「老舗喫茶」や、地域に根ざした酒場を特集した「百年酒場」、家庭で楽しむ「持ち帰りの老舗」など、老舗の魅力をさらに深く楽しむことができます。
著者プロフィール
本書の著者、相川知輝さんは、Webサイト『老舗食堂』の運営者であり、47都道府県の100年以上の老舗店を3000軒以上訪れています。各種メディアへの取材協力など多岐にわたる活動を行い、老舗食堂に関する深い知識と情熱を持つ方です。訪れることで感じる食文化への深い理解を、ぜひ皆さんにも体感していただきたいと思います。
書籍情報
『日本老舗食堂大全』はA5判のオールカラーの160ページで、価格は1,760円となっています。老舗食堂という特別な存在に触れながら、日本の食文化の豊かさを再発見するこの一冊を、ぜひ手に取ってみてください。
この本は、単なる料理本ではなく、文化的な旅へと誘う宝島とも言えるでしょう。老舗食堂を訪ねることで得られる、味わい深い地域の物語を知り、新たな食の充実をもたらしてください。