韓国版『楽屋』開幕
2025-06-25 20:40:37

韓国版演劇『楽屋』が東京でついに開幕!感動の舞台に酔いしれる

演劇『楽屋』〜流れ去るものはやがてなつかしき〜がついに東京に上陸!



2025年6月24日、東京・博品館劇場にて韓国版演劇『楽屋』が開幕しました。この作品は、名作戯曲である清水邦夫の代表作『楽屋』を基にしたものであり、男女問わず多くの俳優たちが一度は挑戦してみたいと思う内容です。

作品の魅力


「楽屋」とは、役者たちが登場する場所であり、同時に彼らが一向に休むことができない緊張感と向き合う場所でもあります。辞書には「内幕」とも記されており、役者たちの本音や実態が浮き彫りになる空間でもあります。本作品では、アントン・チェーホフの名作『かもめ』を劇中劇として上演し、その楽屋の中で4人の女優たちが自らの夢や葛藤、不安、失望について語り合います。

この戯曲は単なる演劇の枠を超え、人間の生き様や希望を象徴する深いメッセージを秘めています。韓国版として新たなアレンジが施され、現代に響く真摯な舞台として仕上がっています。観客はこの作品を通じて、役者個人の情念を超えた普遍的なテーマに触れることができます。

出演者の演技力


本作での4人の女優たちの存在感は、韓国版公演の大きな魅力です。ダブルキャストを含む5人の名優たちは、映像や舞台での経験豊富な演者たちで、各々が深い演技力を発揮しています。

「女優A」と「女優B」を演じるのは、ソン・オクスクとソ・ヨンヒです。ソン・オクスクは短髪で男役を演じ、「女優A」を生き生きと表現。一方、ソ・ヨンヒは可愛らしくお調子者の「女優B」を軽やかに演じ、2人の掛け合いからはコメディの要素が漂います。また、台詞の中には俳優の哀歓が感じられ、観客は深く共感することでしょう。

「女優C」を演じるイ・イルファは、韓国で母親役として知られる名優です。この役を自らの意志で掴み、彼女の深い演技によってニーナの苦悩が観客に強く伝わります。

「女優D」については、ダブルキャストとして2人の若手俳優が挑みます。初日の公演では、キム・ジュヨンがその無邪気さと役者としての強い個性を表現し、観客の心を捉えました。後半日程ではハム・ウンジョンがその役をどのように演じるのかも大きなメッセージの一つです。

新たなラストシーン


この韓国版公演の特筆すべき点は、清水邦夫の許可を得て変更されたラストシーンです。『かもめ』の幕切れを経て、別の戯曲へと飛躍し、作品のテーマをさらに深いものにしています。そのセリフには、2025年の現実に向けた祈りのような光が差し込んでいます。

あらすじ


若い女優たちの葛藤と夢が詰まった楽屋。舞台では『かもめ』が上演され、女優たちはそれぞれの思いを抱えながら楽屋で過ごします。女優Dの登場は、彼女の精神的な苦悩を持ち込み、場の雰囲気を一変させます。この衝突は思いもよらない悲劇へと発展していきます。

演劇『楽屋』は、2025年6月24日から29日まで東京で全6公演が行われ、観客に感動を与えています。演劇界を代表する俳優たちが一堂に会し、観る者に深いメッセージを届けるこの作品をぜひお楽しみください。


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