高校生のメディア信頼度
2025-06-27 19:12:21

高校生のメディアリテラシー事情:信頼度調査結果から見えた実態

高校生のメディアリテラシー:信頼度調査



6月27日は「メディア・リテラシーの日」。この日は、メディアがもたらす情報を理解し使いこなす力を高めることの重要性を再認識する機会となっています。どうしてこの日が設定されたのか、それは1994年に長野県松本市で起きた事件がきっかけです。この事件では無実の男性がマスコミによって誤った情報を流され、社会の圧力によって不当な扱いを受ける事態が発生しました。この教訓を受け、報道機関のコンプライアンスの重要性が見直され、メディア・リテラシーの日が制定されました。

現在、YOUTH TIME JAPANプロジェクト(YTJP)は高校生を対象に、新聞・テレビ・SNSなどの総合的なメディアの信頼度について調査を実施しました。その結果がどのようなものであったかを見ていきましょう。

新聞への信頼度


調査によると、高校生の中で新聞を見ている割合はあまり高くありませんでした。有名な調査結果として、男子は「少し信頼している」との回答が割合を占め、女子は「信頼している」との意見が多かったことがわかりました。しかし、全体として見ると、約6割の男子と約7割の女子が新聞を「見ていない」と回答しました。

テレビ報道の信頼性


次に、テレビの報道番組についてですが、こちらは高校生にとって最も信頼されているといえるメディアでした。男子の75.0%、女子の84.9%がテレビの報道は信頼できるとしています。一方で、「見ていない」との回答は他のメディアと比較してほとんどなく、多くの高校生が積極的にテレビを視聴していることが示されました。

ニュースサイトの信頼度


ニュースサイトに関しては、男女共通で「少し信頼している」との意見が最も多く、次が「あまり信頼していない」となりました。「見ていない」との回答も約3割に及び、今後の改善が求められる結果となっています。高校生の情報収集の姿勢が、不安定なものとなっているのかもしれません。

ニュースアプリの傾向


続いて、ニュースアプリについては、女子の約5割が「少し信頼している」との評価をしていますが、「見ていない」との声も半数近くに達しています。こちらのメディアも、信頼度向上に向けた工夫が必要とされるでしょう。

SNSのトレンドニュース


SNSでのトレンドニュースについては、男子52.6%、女子51.6%が「少し信頼している」と回答しましたが「見ていない」という選択肢も約4割に達しています。これにより、SNSに対する興味が示される一方で、信頼性の問題も浮き彫りにされています。

有名人のシェアしたニュース


有名人がSNSでシェアしているニュースについては、男女共に「少し信頼している」が最も多く、「あまり信頼していない」が続きました。「見ていない」との回答が多かったため、著名人の影響度は高いものの、情報の確認には慎重さが求められます。

まとめ


全体の結果を踏まえると、テレビが高校生にとって最も信頼され、かつよく見られているメディアであることが分かります。一方で新聞は信頼度としては高いものの、視聴率の面では低迷しています。この調査は、今後のメディア教育や情報リテラシーの向上に向けての貴重な資料ともなり、若者がメディアをどう活用すべきか再考させる機会となるでしょう。今後のメディア学習にとって、重要な指標になりそうです。


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