DIR EN GREYが4月24日(金)に放送した特別番組「『MORTAL DOWNER』アルバム発売記念特番」は、メンバー全員が生出演し、貴重な制作秘話や楽曲の魅力が語られました。この番組は、ニコニコ生放送での配信で、MCにはジョー横溝が迎えられました。
番組の前半では、3年10ヵ月ぶりの待望のアルバム『MORTAL DOWNER』について、それぞれのメンバーがインタビュー形式で制作過程やアルバムの世界観について語りました。一体どのような経緯でこの作品が誕生したのか、彼らの言葉を通じて明らかになっていきました。
特番のハイライトは、まずDieの発言。彼は前作『PHALARIS』の制作時の不安を振り返り、今回はライヴ活動の再開が作業に与えた影響について語りました。彼によると、アルバム『MORTAL DOWNER』が具体的に形になっていく過程の中で、ライヴから吸収したエネルギーがしっかりと反映されているというのです。また、アルバムのタイトル「ダウナー」は、彼らの音楽の中で特に重要なキーワードとして位置づけられているとのことでした。
次に、Shinyaが自身の楽曲制作について触れました。彼は“Bloodline”の原曲を作曲したものの、デモトラックの「番号制」を採用したことから選曲時の混乱が生じ、京が誤ってこの曲を選んでしまったというエピソードを語りました。Shinyaは、こうした制作の流れの中で自分の役割について謙虚に語りながらも、全体像に確信を持っている様子が伺えました。彼はこのアルバムが「DIR EN GREYの今が満ちている作品」と表現し、その力強い言葉に聴衆は感銘を受けました。
アルバムをじっくりと練り上げた京も登場し、自身の思いを語りました。『MORTAL DOWNER』の作風やアルバムタイトルの背景について、ダウナー感の生み出す「ダルさ」について触れ、描きたい世界観がこのタイトルに込められていることを明らかにしました。また、次のアルバムの仮タイトルとして『DOWNER DOWNER』を示唆し、笑いを誘う場面もありました。
その後、Toshiyaは4年の間に感じた変化と、アルバムに込めた哲学的な視点について語りました。彼は、生きることに対する疑問や、直感を大切にするといった考え方が自らの音楽にも影響を与えていると語り、視聴者に大きな響きを残しました。また、理解され方には賛否が存在することも触れ、そんな多様な受け止めに対して楽しみを見出していました。
最後に登場した薫は、自らが制作した“ISOLATION”という曲について、その制作過程を明かし、アルバムの全体像が見えてきた瞬間を語りました。彼の言葉からは、楽曲作りへの情熱と、聴く者にとっての新しい体験を提供したいという思いがしっかりと伝わってきました。
番組の後半には、各々が「ライヴ」をテーマにしたインタビューが行われ、もはやDIR EN GREYを語る上では欠かせない存在感と、周囲から受ける強いリスペクトが浮き彫りとなりました。これまでの道のりや今後の展望、さまざまな立ち位置からの意見が交わされ、DIR EN GREYの音楽がいかに多くの人々に影響を与えているのかが強く感じられました。さらに、リスナーから寄せられた温かいメッセージにも応え、健闘を称える一幕もありました。
番組は2026年5月24日までタイムシフトで公開されており、『MORTAL DOWNER』を通じて彼らの音楽の真髄を体験できるチャンスです。ぜひとも、アルバムを聴きながらその世界観に浸ってみてください。