新作ADV『ガールズメイドプディング』が体験版を公開
インディーゲームファンに朗報です!Kazuhide OkaとKAMITSUBAKI STUDIOが共同制作したガールズトーク・ツーリングADV『ガールズメイドプディング』の体験版がSteamにて配信を開始しました。このゲームは現代のインディーゲームシーンでの新たな挑戦を象徴する作品となっており、プレイヤーに独特な体験を提供すると期待されています。
『ガールズメイドプディング』とは?
『ガールズメイドプディング』は、少女たちのゆるやかな旅を描いたアドベンチャーゲームです。プレイヤーは、バイクに乗った二人のヒロイン、スミビとニコミと共に、人の消えた町を旅しながら、世界に隠された謎に迫っていきます。この奇妙な設定は、ゲームの中に深いストーリーを引き込む力を持っています。
ゲームの最大の特徴の一つは、物語が進行する過程が移動中に展開される点です。プレイヤーがバイクを走らせると、その道中で発生するシナリオや会話が展開されていくため、ただ目的地に到達するだけでなく、その旅の過程を楽しむことができます。バイクを走らせながら、彼女たちの会話を聞くことで、徐々に物語の核心へと近づくわけです。
ゲームの特徴
1. 物語の進行がリアルタイム
多くのゲームでは、目的に到達することで物語が進行するスタイルが一般的ですが、『ガールズメイドプディング』はその逆のアプローチを取っています。バイクに乗っている限り、ストーリーがリアルタイムで進行するため、プレイヤーはのんびりとしたドライブを楽しみながら新たな発見をすることができるのです。
2. 食材と料理の要素
道を走っていると、食材を見つけたり、料理を作ったりする要素も登場します。料理を通じて、二人のキャラクターの会話や新しい物語が展開されるため、単に移動するだけではなく、旅の途中での交流が深まっていきます。話題に合わせた料理を作ることで、ストーリーがよりリッチになる仕組みです。
3. 満腹度と夜のサイクル
ゲーム内には「満腹度」と呼ばれる要素があり、道を進むにつれて少しずつ減少します。料理を作ったり食材を集めたりして満腹度を回復する工夫が求められ、プレイヤーは物語を進めるための戦略を考える必要があります。また、夕方には旅を続けた先で泊まる家を探さなければならず、日夜のサイクルがゲームプレイにスリルを加えています。
ストーリーの背景
本作のストーリー設定は非常に独創的です。何者かによって人々が消えてしまう町で、スミビとニコミは「見られずに」旅をしています。スミビの「もう一度、あのときのプリンが食べたい」という一言から始まるこの旅は、彼女たちが町の人々と出会い、彼女たちの持つ謎を少しづつ解き明かしていく展開へと繋がっています。
主なキャラクター
- - スミビ: バイクに乗った少女で、ニコミが以前働いていた喫茶店の常連客です。料理が好きでいろんな食べ物に思い入れがあります。
- - ニコミ: スミビの旅の仲間で、かつては喫茶店でアルバイトをしていたが、料理は苦手。
リアルイベント情報
さらに『ガールズメイドプディング』は、2025年3月8日から9日まで開催される「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT」に出展します。特に興味深いのは、イベント内のサブ会場で前作『ムーンレスムーン』の特別ステージが行われる予定です。これにより、ファンは新旧両方の作品に触れる機会が得られるでしょう。
制作チームの紹介
本ゲームは、Kazuhide Oka(『ムーンレスムーン』などのクリエイター)がKAMITSUBAKI STUDIOとともに制作したものです。ANMC(アノマチ)というプロジェクトの一環として、今までにない音楽とストーリーのコラボレーションにも挑戦しています。
公式なリリースは2025年に予定されており、今後の展開にも大いに期待が寄せられています。