新アプリ『Fender Studio』で音楽制作がもっと身近に
米国カリフォルニアに本社を置くフェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーション(FMIC)が、待望の新アプリ『Fender Studio』を発表しました。このアプリは、2025年5月21日(水)から日本での提供が開始される予定です。
『Fender Studio』は、どこでも思いついた音楽を録音・制作できる無料のアプリです。iOSやAndroid、またはWindows、macOS、Linuxといった幅広いプラットフォームに対応しており、ユーザーはスマートフォンやタブレット、PCを使って簡単にレコーディングやジャムセッションを楽しむことが可能です。アプリの特長として、ワンタップでの録音機能が挙げられます。これにより、アイデアが閃いた瞬間にすぐに音楽を残すことができ、クリエイティブなプロセスが円滑に進むでしょう。
本物のFenderサウンドを再現
『Fender Studio』には、同社の有名なアンプモデリングを取り入れた機能が搭載されています。このアプリを使えば、まるで本物のFenderギターやアンプを使用しているかのようなリアルな音質が楽しめるのです。具体的には、`65 Twin ReverbやRumble 800 v.3のエフェクト、さらに内蔵チューナーも利用可能です。Fender Connectアカウントを登録すれば、追加のアンプやエフェクトも無料で利用できる特典があります。
さらに、ポップやメタルなど多様なジャンルに対応したプロ品質のジャムトラックも収録。ボリューム調整やトランスポーズ、テンポの変更が可能で、より自分好みのトラックを作り上げることができます。これらの機能により、ユーザーは自宅だけでなく、どこにいても楽器プレイや録音を楽しむことができます。
編集機能とユーザーインターフェース
『Fender Studio』では、音質調整だけでなく、コンプレッサーやEQ、リバーブなどのスタジオ品質の編集機能も楽しめます。歌声にユニークなエフェクトを加えることも可能で、録音したトラックを簡単に編集することができるため、音楽制作に対する新たなインスピレーションを与えてくれるでしょう。さらに、このアプリは受賞歴のあるデジタルオーディオワークステーション「Studio One® Pro」と同じエンジンを使用しており、スマートフォンでも使いやすいインターフェースが実現されています。
FMICのCEO、アンディ・ムーニー氏はこの新アプリについて以下のように語っています。
“スマートフォンのボタンひとつで誰もが録音を始められるべきだ”
このビジョンが『Fender Studio』の実現へとつながり、これにより多くのクリエイターが音楽制作を行いやすくなることを期待されているようです。
Fender Link I/O™でさらに快適に
『Fender Studio』を最大限に活用するために、Fenderは新しいオーディオインターフェース『Fender Link I/O™』も発表しました。このデバイスは、低レイテンシーで録音体験を提供し、リアルタイムで演奏をモニターしながら録音が可能です。スタジオ品質のハイレゾ録音を実現することで、ユーザーの創造性を広げるでしょう。
まとめ
新たな音楽制作環境を提供する『Fender Studio』は、アーティストたちにとって大きな可能性を秘めたアプリです。公式YouTubeチャンネルでは、著名なギタリストによるデモが公開中ですので、ぜひチェックしてみてください。音楽を愛する全てのクリエイターにとって、魅力的なツールとなることが期待されています。