パレスチナドキュメント
2025-10-28 11:02:58

パレスチナの真実を映したドキュメンタリー試写会開催のご案内

国際NGOプラン・インターナショナルが開催する特別試写会が、2025年11月19日に東京にて行われます。このイベントは、ガザ地区で活動を行う若きフォトジャーナリスト、ファティマ・ハスネに焦点を当てたドキュメンタリー『手に魂を込め、歩いてみれば』の日本公開を記念したものです。

ファティマ・ハスネ(映画内ではファトマ・ハッスーナとして登場)は、占領下のガザでフィールドワーカーとしての重要な役割を担ってきました。彼女はプラン・インターナショナルのユース・メンバーでもあり、その視点からガザの日常を写真に収め、世界に発信してきました。映画は、イラン出身の映画監督セピデ・ファルシとの1年間の交流を描いており、彼女の勇気や希望を映し出しています。

2024年には、ガザへの攻撃が連日続き、現地の状況を広める必要性が叫ばれていました。その中でファルシ監督は、ファティマとのビデオ通話を通じてガザの現実を伝えることを決意し、彼女が撮影した写真や映像が物語の重要なアクセントとなっています。これにより、ファティマの視点から街の様子や市民の力強さが浮かび上がり、このドキュメンタリーは観る者に深い感動を与えることでしょう。

しかし、ファティマがカンヌ映画祭での上映が決定した直後の2025年4月16日、彼女を含む家族7人が空爆により命を落としました。この悲劇は、彼女の活動が持つ意義や、危険を伴う状況下での彼女の勇気をさらに際立たせています。

試写会に先立ち、監督がファティマを「太陽のような存在」と称賛しているように、彼女は困難な状況の中でも輝きを放ち続けました。その記録は、今日における「声をあげることの意味」を私たちに問いかけています。試写会は、2025年11月19日(水)18:40から開場、19:00から上映開始です。場所は、日比谷図書文化館・日比谷コンベンションホール(大ホール)で、定員は100名。参加は無料ですが、申し込みは先着順での受付となっています。

ガザの現実を是非この機会に体験してみてはいかがでしょうか。特別試写会を通じて、ファティマ・ハスネと彼女の訴えかけるメッセージを知ることができる貴重な時間です。映画『手に魂を込め、歩いてみれば』は、12月5日から全国の映画館でも上映される予定です。詳細については、公式サイトをご覧ください。


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