レジェンドBL作家の名作が復刻
四谷シモーヌは、多くのBLファンにとって特別な存在です。90年代に「女の子のためのNEW ROMANTIC STORIES!!」をキャッチコピーに展開した「キララノベルス」で発表された彼女の作品は、今もなお多くの読者に愛されています。そんな名作が2025年11月25日から電子書籍として復刻されることが決まりました!
発売作品について
今回配信されるのは、四谷シモーヌの初めての小説『俺はお前の天使になりたい』とその続編『天使を追いかけて』の2作品です。これらの作品は、会いたい思い、切ない恋愛、そして友情が交錯するストーリーを描いており、普遍的なテーマを持っています。
『俺はお前の天使になりたい』
この作品は、幼い頃に両親を亡くした主人公・巽とその育ての兄弟である貢との切ない恋を描いています。巽は自分の気持ちを隠し続け、貢を支えようとする様子が、胸を打つ感動的な物語に仕上がっています。彼の内なる葛藤や、貢への深い愛情は、読者を惹きつける要素です。
名シーン:
「貢、俺が側にいてやるよ。だから、泣くな!」
このセリフは、巽の強い思いを表しており、彼の愛情が切ないほど伝わってきます。貢が「巽くん、じゃあ、今日からきみは僕の天使ですね……」と答える瞬間、二人の関係が一気に深化することが感じられます。
『天使を追いかけて』
もう一つの名作『天使を追いかけて』は、F1レーサーを目指す森下駆の物語。この作品では、駆がチームオーナーの恋人となることに苦悩しながらも、次第に彼に恋をしてしまう様子が描かれます。ビジネスと恋愛が交錯する中で生まれる感情の変化が、ドラマチックに表現されています。
名シーン:
「結構、うちのマシンのシートに乗せてあげてもいい。……ただし、ベッドの中で僕を後悔させなければ」
このセリフは、駆と彼の恋人である天野の関係における緊張感が垣間見える瞬間であり、一瞬の甘さと裏にある厳しさを感じさせます。彼らの愛情が試されるエピソード展開は、読者を惹きつけてやみません。
まとめ
四谷シモーヌの名作が再び私たちの手元に戻るのは、まさに喜ばしい出来事です。2025年11月25日から、これらの作品をDMMブックスや楽天Kobo、ブックライブなどで購入可能になります。普遍的で不変なBL作品は、時が経っても色あせることなく、読者に新たな感動をもたらしてくれることでしょう。
ワニブックスの公式Xでも最新情報が発信されているので、ぜひチェックしてみてください。この秋、四谷シモーヌの世界に浸り、彼女の作品を再評価するチャンスです。貴方もぜひ、この感動的なストーリーを手に取ってみてはいかがでしょうか?