国際交流の防災
2025-03-10 12:17:50

在日外国人と共に築く未来の防災意識〜CAMMOCのグローバルミーティング〜

在日外国人と共に築く未来の防災意識



2025年2月28日、東京湾を望む「O.GARDEN SALON」で、合同会社CAMMOCが主催した『みんなの防災カフェ〜グローバルミーティング〜』が開催されました。このイベントは、在日外国人や訪日旅行者の視点から、日本の防災体制について深く考える場として、多くの参加者を集めました。

防災の重要性と現状の課題



日本は自然災害が多発する国ですが、外国人住民に向けた防災情報は十分とは言えません。2023年6月時点での在留外国人の数は358万人を超え、日本での災害時に直面する不安感も高まっています。避難所での生活や避難方法についての情報不足は、彼らにとって大きな課題です。さらに、日本人も文化や言葉の壁から、どのように外国人をサポートすればよいのかわからないケースも多いのが現状です。

海外メディアからの依頼



この座談会は、海外メディアからの取材依頼をきっかけに実現しました。特に、2024年に香港で人気のクリエイターとして名を馳せた「Mill Milk」からの取材は、CAMMOCの防災活動を広めるきっかけとなりました。通訳を担当したさくらさんが、日本の防災についての実際の課題を紹介してくれたことで、参加者全員がリアルな意見を交わすきっかけとなりました。

座談会の様子



座談会には、香港出身の20代女性、東京に住む香港人夫婦、そして日本人の20〜40代までの幅広い方々が参加しました。会場のカフェでリラックスした雰囲気の中、参加者たちは自己紹介とアイスブレイクを経て、活動を開始しました。ここでのテーマは「日本での防災における不安」と「外国人が実際に経験した困りごと」でした。

参加者たちはどのような防災策が必要か、具体的な情報について付箋に書き出し、共有しました。日本人の参加者は「声をかけるのが迷惑かも」とためらう傾向がある中で、外国人参加者から「もっと声をかけてほしい」という意見が上がり、双方向のコミュニケーションの重要性が再確認されました。

参加者の反応と学び



座談会を通じて、参加者たちは「外国人の防災を考えることが、実はみんなの防災にもつながる」という重要なメッセージを感じ取ったようです。防災に対する理解が深まったことで、自身の準備も重要だと感じた人も多かったようです。

「外国人観光客への防災を考える中で、他の参加者の意見が非常に参考になった」との声や、「日本人が気にしすぎない方が良い」という言葉に励まされた参加者もいました。また、身近なもので防災グッズを揃えることの大切さも再認識されました。

防災の未来に向けて



今回の座談会は、単なる意見交換にとどまらず、実際に行動に繋げることを目指す取り組みとして未来の目標を示しました。私たちの活動は「防災は特別な人のものではない」という認識を広め、いかに一般の生活に根付かせるかが課題です。CAMMOCは引き続き、防災に関心を持つ方々と連携し、「みんなの防災カフェ」を通じて地域活性化や新たな防災意識の普及に努める所存です。

そして今後も、「みんなの防災カフェ」の参加者を募集中です。防災事業に興味がある方や、地域活動に携わりたい方は、ぜひ一緒にこのテーマを考えていきましょう。次回以降も多くの人々に防災の重要性を伝え、安心して暮らせる社会の実現を目指してまいります。


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