鬼頭明里・結川あさきも注目の最新作を紹介
緒乃ワサビの新作小説『記憶の鍵盤』が、6月25日に新潮社より発売されることが決まり、大きな話題を呼んでいます。この作品は、既に話題沸騰のノベルゲーム『白昼夢の青写真』の著者である緒乃ワサビの最新作として期待が寄せられています。
謎めいた少女との出会い
物語の舞台は、ピアノの音を失い、アルバイトに明け暮れる高校三年生・茂住歩人。彼の心の拠り所は、想いを寄せる同級生・橘絵莉との何気ない会話です。しかし、高校最後の文化祭の日に、不思議な少女・天音沙里と出会うことで、歩人の運命が大きく変わり始めます。未来の記憶を持つ彼女との出会いが、過去と未来の交差点の物語を紡ぎ出します。
この三角関係の中で、友情や恋心が複雑に絡み合い、青春の一ページが描かれています。著者の緒乃ワサビが「読んで後悔させません!」と語るこの作品では、全ての登場人物が落ち着かない感情を抱えながら、過去や未来とどのように向き合っていくのかが描かれています。
ニュー・ウォーター・エンドゲーム
緒乃ワサビ自身も言及していますが、彼は「悪気なく生きていると後悔が増えていく」と述べ、読み手に深く考えさせるテーマを持った作品に仕上げています。高校最後の夏、失った音楽の記憶がどのように彼らを変えていくのか、それが一つの大きな見どころです。
また、本作は単なる小説に留まらず、ゲームブランド〈Laplacian〉によりノベルゲーム化も決定しています。そのため、物語の結末に関しても、ノベルゲームならではの新しい視点で楽しむことができるとのことです。これはファン必見の要素ですね。
声優陣からのコメント
さらに、本作には著名な声優陣からも推薦コメントが寄せられています。結川あさきさんは「何かと真剣に向き合うのは、過去も未来もいつだって苦しい」と述べ、鬼頭明里さんは「友情と恋心の狭間で揺れる少女たちが、眩しくて痛くて、でも愛おしい」とコメントしています。この二人の声優による演技にも、物語の深さが加わることでしょう。
特別試し読みと特典情報
そして、6月13日からは冒頭約30ページの特別試し読みが公開されています。この無料配信を通じて、物語の雰囲気を感じ取ってみてはいかがでしょうか?
さらに、特定の店舗では書き下ろしショートストーリーの配布も決定しました。全4種類の特典が用意されており、こちらも見逃せません。特に本編を読み終えた後に楽しむと、物語の理解が深まること間違いなしです。
まとめ
美しい青春を描いた『記憶の鍵盤』は、ひと夏の三角関係に苦悩する少年少女の物語を通して、読者に大切なメッセージを届けてくれるでしょう。ぜひ手に取って、その世界を堪能してください。発売日を心待ちにしましょう!