新作『いばら姫』
2025-06-17 09:30:24

大和シティー・バレエの新作『いばら姫』が魅せる現代の愛の物語

大和シティー・バレエが挑む新たな『いばら姫』



この夏、大和シティー・バレエ/ダンスは、新作バレエ『いばら姫』を上演します。この作品には、時空を超えた恋物語が描かれており、観客を夢の世界へと誘います。2025年8月11日、やまと芸術文化ホールでの公演に向けて、チケットがすでに発売中です。

再構築された愛の物語



『いばら姫』は、グリム童話を基にしつつ、オリジナルのストーリーラインを展開します。舞台は、過去と未来の二つの異なる時代を舞台にし、それらが繋がる幻想的な設定で進行します。この物語の中では、主人公のいばら姫と王子が、時を超えてお互いの魂を呼び寄せる様子が描かれます。

百年の時を経て、愛、憎しみ、後悔、嫉妬、希望、孤独といった多様な感情が交錯するこのバレエ作品は、観る者の心の奥に潜む記憶を揺さぶることでしょう。すべての感情に価値があることを示す洗練された演出は、大和シティー・バレエならではの特別な魅力を持っています。

演出・振付のこだわり



『いばら姫』は、正統派クラシックバレエの佐々木三夏と、コンテンポラリーダンスの竹内春美・二人の振付家による完全オリジナル作品です。それぞれの独自の感性が交わることで、新たな表現が生まれました。彼らは、各シーンごとに対話を重ねる手法を取り、振付に登場人物の個性をしっかりと反映させています。

例えば、いばら姫の奔放さや、王子の探求心は、舞台上で生き生きと表現されています。また、ダンサー一人ひとりの特徴を最大限に生かす振付は、固定した動きではなく、それぞれが生き生きと役を演じられるような工夫がなされています。

音楽と群舞の深い思いやり



音楽にはチャイコフスキーの名作『眠れる森の美女』を基にし、作品に新たな解釈を加えています。観客は、クラシックとコンテンポラリーの融合に魅了されることでしょう。さらに、群舞にも深いこだわりが表れています。「何を象徴する存在か」を問い直しながら、情景を豊かに編成するそのプロセスが、舞台にさらなる厚みを与えています。

ダブルキャストの新たな展開



本作は、Wキャストでの上演です。マチネ(14時公演)では大谷遥陽(いばら姫役)、ソワレ(18時公演)では菅井円加が立つことで、同じ物語を異なるアプローチで紡ぎ出します。これにより、現代に生きる女性の多様性が見え隠れする様子に注目が集まっています。王子役には猿橋賢と山本勝利が登場し、それぞれ異なるキャラクター表現で物語を深めます。

劇場で体感する感動



たった一度の公演であり、異なるキャストによる化学反応を楽しむことができるこの作品は、バレエファンにとって見逃せないイベントです。チケットはカンフェティでの取得が可能ですが、早期購入をお勧めします。

公演スケジュール



  • - 日時: 2025年8月11日(月・祝)
  • - 会場: やまと芸術文化ホール メインホール(神奈川県 大和市)

観客が共に一つの歴史を目撃するこの舞台、ぜひ劇場でその感動を味わってほしいと思います。大和シティー・バレエが送る『いばら姫』。期待が膨らむ作品です。


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