暑さで苦しむ夏にぴったりな薬膳レシピ
夏の猛暑によって感じる疲労感や不眠、その他の不調にお悩みの方は多いのではないでしょうか。株式会社河出書房新社が贈る新刊、薬膳レシピ集『体にこもった熱を取る薬膳』が、2025年8月18日に発売されます。この書籍は、東京・銀座にある「薬石花房 幸福薬局」の中医師、幸井俊高(こうい・としたか)氏の監修のもと、栄養価の高い食材を使用した薬膳レシピ63点を紹介しています。
驚くべき薬膳の力
本書では、体内の余分な熱を取り除く食材を積極的に用いており、毎日の料理に無理なく取り入れられる美味しいレシピが揃っています。トマト、なす、とうもろこし、きゅうりなど、身近で手に入りやすい食材を取り入れ、色々な料理に変身させる方法が提案されています。これらの食材には、熱を冷やすたんぱく質やミネラルが含まれており、体の不調を和らげる効果があります。
中医師である幸井氏が厳選したレシピは、手軽に家庭で作れるものばかり。さらに、巻末に掲載されている簡単に作れる薬膳ドリンクやスープも大変便利です。朝食はもちろん、食欲が落ちている時にもぴったりです。
夏バテ防止に最適な食材
夏は特別な気候条件のため、体は多くの疲れやストレスを抱えています。そのため、体内の熱を冷やし、リフレッシュすることが特に重要です。本書では、部屋にこもる熱を除去するためのレシピの数々が紹介されています。
この本では、トマトやなすを使用した多彩な料理が提案されています。
- トマトとまぐろのアヒージョ
- トマトとしょうがのシャーベット
- トマトとミントのサラダ
- なすと油揚げの煮浸し
- なすと豚肉のしょうが味噌炒め
また、風味豊かなとうもろこしやきゅうり、冬瓜などのレシピも充実しており、バリエーション豊かな食事を作る助けとなります。
薬膳ブームを巻き起こすドラマの影響
近年、NHKドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」が薬膳をテーマにした内容で、多くの注目を集めました。これにより、薬膳への関心が高まっており、まさに「空前の薬膳ブーム」と呼ばれるほどの盛り上がりを見せています。本書『体にこもった熱を取る薬膳』は、このブームに乗る形で、夏バテ解消に特化した貴重な一冊と言えるでしょう。
成功した薬膳生活を実現するために
夏の暑さを乗り越えるためには、体が欲する栄養をしっかりと摂取することが大切です。この本で紹介されているレシピを参考にすることで、日常の食事を通じて健康的な体作りが可能になります。また、著者の幸井氏は、自身の経験をもとに体の状態を見極めつつ、自分に必要な食材を積極的に取り入れることを勧めています。
この夏、健康を保ちながら、美味しい食事を楽しむために、ぜひ本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。体に優しい薬膳レシピで暑さを乗り越え、健やかな毎日を送りましょう。