YOSHIKIの歴史的ディナーショー、3度目の首手術から復活を遂げた芸術の饗宴

YOSHIKI、艶やかな晩餐とともに魅せた圧巻のパフォーマンス

8月22日から31日にかけて、東京のグランドハイアットで開催されたYOSHIKIの豪華なディナーショー『EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2025 in TOKYO JAPAN KURENAI』は、全10公演を持って華々しくフィナーレを迎えました。これは昨年10月に行われた3度目の首の手術からの復活を象徴するようなイベントで、YOSHIKIの不屈の精神が垣間見えた瞬間でもありました。

この公演には大きな期待が寄せられ、発売されるや否や、史上最高額の100万円を超える「VVIP ダイアモンドパッケージ」が即座に売り切れとなるなど、YOSHIKIの人気がいかに高いかを証明しました。これまでにYOSHIKIが開催したディナーショーは通算で98回に達し、今回の10公演はその歴史に新たなページを追加しました。

公演の2日目には、カーテンコール中にファンとの接触による事故で右手を負傷するハプニングもありましたが、YOSHIKIは最後までステージから降りることなく、力強いパフォーマンスを見せ続けました。特にドラムソロでは、ふらつくほどの激しい演奏が披露され、会場は彼の鬼気迫る演技に包まれ、拍手喝采が巻き起こりました。

開幕日の朝に完成した新曲『The Seine』の世界初披露は、荘厳で美しい音楽が会場を包み込み、さらに観客の心を掴む瞬間となりました。また、YOSHIKIが手がけるファッションブランド「MAISON YOSHIKI PARIS」のファッションショーも新たに組み込まれ、YOSHIKIMONOと並ぶ新作が披露されました。観客だけがいち早く味わえるヴィンテージワイン「Y by YOSHIKI」の試飲会や、選りすぐりのバラ『紅』のお披露目もあり、まさに特別な体験となりました。

特に注目を集めたのは、会場のモニターに登場したバーチャルヒューマン「AI YOSHIKI」です。観客からの質問にリアルタイムで答える様子や、YOSHIKI本人との掛け合いは、新旧のエンターテインメントを融合させた試みとして深い感動を呼び起こしました。彼の音楽やファッションに加え、AIという新たな表現方法の導入を見せたYOSHIKIは、エンターテインメントの新しい可能性を切り拓いていきました。

共演ゲストには、歌手のBeverlyやバンドXYのJAY、Ladies XのYUIが名を連ね、YOSHIKIと共にアレンジされたX JAPANの名曲を披露しました。また、YOSHIKIがプロデュースするガールズグループ「美麗-Bi-ray-」も登場し、新曲『Your Jealousy』を初めて発表しました。この公演のフィナーレ、最終公演ではX JAPANのギタリストPATAがサプライズで登場し、『Rusty Nail』を演奏し、一夜限りの貴重な共演が実現しました。

多くの著名人やVIPが観客として訪れ、世界的な俳優イ・ビョンホンやファッションデザイナーのコシノジュンコも姿を見せました。フィギュアスケートの島田麻央選手が来場した際には、急遽YOSHIKIが彼女の演技用曲を演奏する特別な瞬間もあり、観客は心を打たれました。

YOSHIKIは公演を終えて、自身の不安を振り払い感謝の気持ちを語りました。3度目の手術から回復し、再びドラムを叩ける喜びを噛み締めながら、彼は次なるパフォーマンスに向けても意欲を見せています。今年11月にはサウジアラビアのアルウラで、日本人アーティストとして初めて！ユネスコ世界遺産のHegraでのパフォーマンスを予定しており、その日がYOSHIKIの誕生日でもあるため、特別なイベントとして注目が高まっています。次回のパフォーマンスにも期待が寄せられます。

ディナーショー最終公演セットリスト

1. Your Jealousy （美麗-Bi-ray-）
2. Amethyst （Beverly）
3. Say Anything （Beverly）
4. THE SEINE （市原愛）
5. Forever Love （東京シティバレエ団）
6. Rusty Nail (PATA（X JAPAN） / JAY（XY） / YUI（Ladies X）)
7. BACH PRELUDE (FASHION SHOW MAISON YOSHIKI PARIS & YOSHIKIMONO)
8. Hero (FASHION SHOW MAISON YOSHIKI PARIS & YOSHIKIMONO)
9. (DRUM solo)
10. Tears (JAY（XY） & Beverly)
11. Swan Lake （東京シティバレエ団）
12. Nessun Dorma （市原愛）
13. Red Swan （Beverly）
14. 紅
15. Without You
16. Endless Rain