万博の舞と巫女たち
2025-05-29 11:18:57

巫女70人が万博で舞い奉納 日本文化の新たな挑戦

巫女70人が万博で舞い奉納 日本文化の新たな挑戦



2025年6月3日と4日の両日、伝統文化未来共創Projectの一環として、関西万博会場のEXPOホール「シャインハット」にて、特別プログラム「令和今昔四季物語絵巻」が上演されます。後半では、全国から集めた約70人の巫女たちが“巫女舞”を披露。この演目は、日本文化の奥深さを世界に伝える新たな試みとして注目されています。

出演者達は、日本各地から集まった若者たちで、伝統文化を身体で表現することで、万博という国際舞台に日本の美を届けようとしています。そのため、現在は名匠や人間国宝との共演を前に、合同稽古が行われ、技術の向上と参加者同士の絆を深める貴重な時間を過ごしています。

巫女舞への挑戦



今回のプロジェクトには、神職の経験がない若者も多く参加していますが、彼女たちは日本文化と向き合い、将来世代に繋げていく重要性を感じています。舞を通じて、彼女たちの心の成長と文化の継承が見られるでしょう。

共演するのは、日本の伝統を支える第一人者たちであり、その存在感に圧倒されつつも、「胸を借りる思い」で舞に取り組んでいます。彼女たちが演じる巫女舞は、単なるパフォーマンスを超えた、深い意味を持つ儀式になることでしょう。

令和今昔四季物語絵巻の魅力



「令和今昔四季物語絵巻」は、観客に対してショーを提供するものではなく、神事や儀式を体験する場として設計されています。年中行事や信仰心をテーマにしながら、日本文化の根源に触れる貴重な機会なのです。物語は9章から構成され、能や狂言、舞楽、和歌など、様々な文化が融合した作品となっています。しっかりとした足取りで進む「大晦日の清め」から始まり、各季節の行事を経て、最終的に「世界平和への祈り」へと続くこの旅は、古き良き文化を未来へと繋ぐ重要な儀式です。

この体験を通じて、すべての参加者はただの観客ではなく、歴史の証人となります。今この瞬間に、彼らが心を込めて舞うことで、未来へ向けた希望の光が差し込むことが期待されます。

伝統文化未来共創Projectの全貌



「伝統文化未来共創Project」は、6月3日から8日の間に、EXPOホール以外にもポップアップステージ南やギャラリーEASTで多彩なプログラムが展開されます。地域の伝統芸能や文化を実際に体験し、その魅力を観客が感じ取れるよう工夫されています。また、参加者には能楽や舞踊、落語などさまざまな要素を「見る」だけでなく、「体験」する機会が提供されます。

全国から集まった木材で作られた大黒柱や、歴史的な美術品の展示といった日本の美も体験できます。このプロジェクトは日本の伝統文化を次世代に継承するための架け橋となることが目指されています。

「伝統文化未来共創Project」は、日本の文化を未来に繋ぐための重要な位置にあります。日本の伝統文化を世界の舞台に引き出し、一人でも多くの人にその素晴らしさを伝えることが使命なのです。

この機会に、ぜひ万博の舞台を訪れ、若き巫女たちの舞いとともに、日本の伝統文化の魅力を体感してはいかがでしょうか。


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