認知症ケアマンガ
2025-06-26 09:12:44

認知症ケアをマンガで学べる新著が発売!介護の見立て力を高める一冊

認知症の行動理解とケア方法



最近、認知症ケアの現場では、利用者の行動が単に病気の影響だけであるとは限らないことが認識されつつあります。新刊『マンガでわかる介護職のための認知症ケア』では、著者であり介護の専門家、裵 鎬洙が、認知症の方々の行動を理解するための手法を紹介し、それに基づいた適切なケアを提案します。この書籍には、30の具体的な行動事例がマンガ形式で描かれており、視覚的に学ぶことができるのが大きな特徴です。

ケアの見立て力を高める意義



著者は、認知症のある方々の行動には必ず理由があるとしています。これまでは、「認知症だから」と一律に捉える傾向がありましたが、利用者の個々の過去や背景を理解することで、より適切な対応が可能になると主張しています。この新しいアプローチでは、関わる人の「見立て」の力を高めることが重要です。「見立て」は、利用者の行動をどのように理解するかに直結しており、これが変わることでケアの質が向上します。

書籍が提案する具体的な手立て



本書では、多様な事例から得られた教訓や具体的なケア方法が提示されており、介護職に従事する人々だけでなく、広く一般の方々にも理解しやすい内容になっています。特に、行動に対する深い理解は、介護現場での実践へと直結します。セカンドキャリアで介護の世界に飛び込んだマンガ家・吉田美紀子が描くマンガが、難しいテーマをわかりやすく解説してくれるので、読みやすさも追求されています。

利用者の人生に寄り添うことの重要性



また、本書の冒頭では、「認知症」ではなく「人」に寄り添うことの重要性についても触れられています。利用者の人生には、私たちが出会う前から続いてきたストーリーがあるのです。介護職はそのストーリーを尊重し、支える仕事。認知症を抱える人々へ適切なケアを提供するためには、まずその人自身を理解することが不可欠です。

著者とマンガ家のプロフィール



裵 鎬洙は、兵庫県出身で介護業界に20年以上従事してきた経験を活かし、現在では広く講師としても活動しています。彼の手による理論は、既存の常識に挑戦し、介護の在り方を根底から問い直す内容です。そしてマンガを描く吉田美紀子は、4コマ漫画の経験を生かしつつ、介護の現場での実体験をもとにした深い見解を提供します。

書籍の詳細



『マンガでわかる介護職のための認知症ケア』は、A5サイズ、224ページとボリュームもあり、価格は2,420円(税込)。2025年7月3日に発売が予定されています。この書を手に取ることで、認知症の方々への理解が深まり、より良いケアが実現することでしょう。ぜひ手に取って、認知症についての理解を深めてみてください。


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