日本規格協会がISO 56001導入支援ツールを販売開始
一般財団法人日本規格協会(JSA)は、一般社団法人Japan Innovation Network(JIN)が発行したイノベーション・マネジメントシステム(IMS)導入支援ツール『Amplify』シリーズの日本語版を、2026年7月1日から公式サイト「JSA Webdesk」で販売開始することを発表しました。このお知らせは、日本企業がISO 56001をより正確に理解し、経営変革や持続的成長を目的として活用できる環境を整えるものです。
JSAとJINの連携の背景
JSAは、日本産業規格(JIS)の普及をはじめとする幅広い標準化活動を推進している機関です。対照的にJINは、2013年の設立以来、イノベーション経営の普及と導入支援に取り組んでいます。また、JINはISO/TC 279の国内審議団体として、イノベーション・マネジメントシステムの国際規格の開発にも力を入れています。
ISO 56001は、企業が備えるべきイノベーション・マネジメントシステムのスタンダードを示した国際規格です。しかし、実際にこの規格を活かすためには、企業が自社の現状を把握し、導入・運用方法を検討する必要があります。このたびの『Amplify』シリーズの提供により、JSAは日本の企業が国際標準に基づいたIMSを導入しやすくするための支援体制を整えました。
『Amplify』シリーズの特長
『Amplify』シリーズはスウェーデンのイノベーション専門機関Amplify社によって開発されました。日本市場に適応させた翻訳版が、JINを通じて発行され、JSAが販売を担当します。このツールは、企業がISO 56001の理解から現状分析、導入計画の策定、監査まで、一貫してサポートすることを目的としています。ここから、各種ツールの具体的な役割を見てみましょう。
提供されるツール一覧
1.
ISO 56001 ガイドブック (価格: 1,000円)
- 概要: 規格を正しく理解し、導入を検討するための最初の一歩を提供するガイドです。
- 特徴: 規格の目的や戦略的にイノベーションを推進するためのシステムアプローチをわかりやすく解説しています。
2.
イノベーション・マネジメント チェックリスト (価格: 12,000円)
- 概要: 自社の現状を簡易的に診断するための初期診断ツールです。
- 特徴: ISO 56001に基づいた28の設問に答えることで、自社の強みや課題を把握する手助けをします。
3.
イノベーション・マネジメント アセスメント (価格: 35,000円)
- 概要: 本格導入や認証取得を目指す企業向けの評価・改善計画策定ツールです。
- 特徴: 28の能力項目について評価し、具体的な改善アクションを整理できます。
4.
ISO 56001内部監査ガイド (価格: 25,000円)
- 概要: IMS監査の違いを解説する専門ガイドです。
- 特徴: イノベーションに特有の視点を取り入れた監査の考え方を示します。
購入方法と今後の展開
このたびの販売は、PDF版として「JSA Webdesk」にてダウンロード可能です。企業はこのツールを利用することで、自社のイノベーション推進のためのマネジメントシステムを効果的に構築できるでしょう。
日本規格協会は、標準化の普及に努め、企業の成長を支援するための様々な取り組みを行っています。特に、ISO 56001の導入は今後のビジネス環境においてますます重要になると考えられます。企業がこの機会を利用して、システムアプローチを通じた持続的な成長を実現できるよう期待が寄せられています。