新刊『季節の不調が内側からととのうかんたん薬膳』の発売
株式会社有隣堂から、2025年6月4日に新刊『季節の不調が内側からととのうかんたん薬膳』がリリースされます。本書は、国際薬膳師で管理栄養士の瀧本靖子氏によって書かれ、20年にわたる薬膳教室の経験をもとに、心身の不調を薬膳料理で改善してきた数々の実績が描かれています。特に、現代の季節の不調に対するアプローチが盛り込まれ、多くの方々が求める健康情報がギュッと詰まった実践的な一冊となっています。
薬膳とは?
中医学の理論に基づく薬膳料理は、季節ごとの身近な食材を使って心身の調子を整えるための技術です。最近では、四季の変化が曖昧になってきており、特に夏の長さや湿気の増加が心身に影響を与えることが増えています。著者の瀧本氏は、延べ3,000人以上の悩みを解消してきた経験を生かし、各季節に応じた具体的な薬膳の提案を行います。
季節ごとの対策
本書はそれぞれの季節「春」「梅雨」「夏」「秋」「冬」に分けて、対応策を具体的なレシピと共に紹介しています。例えば、春の気温変化には「トマトと卵とセロリのチーズスープ」、梅雨には「牛肉のフォー」、そして夏の不眠対策として「大根とハスの実のポタージュ」など、実生活に役立つレシピが用意されています。
現代に合った薬膳ケア
本書の背景には、昨今の気候変動によって、従来の季節養生法では自律神経を整えるのが難しい現状があります。昨年の東京都心における真夏日は、春から梅雨入り前にかけての異常気象を映し出しており、これに適応するための情報は貴重です。瀧本氏は、自然界の変化に応じた食事の重要性を繰り返し強調しており、それが心身の健康を保つ鍵になると述べています。
薬膳を日常に取り入れよう
心身の不調を感じている方にとって、薬膳は特別なものではなく、手軽に取り入れられるものです。本書を通じて、季節ごとに体調に合った食材を活用することで、より健康的なライフスタイルを実現できます。また、著者自身のメッセージにもあるように、適切な食事はその人の体調やライフスタイルによって変わるため、自分に合ったアプローチが必要です。
瀧本靖子氏について
著者の瀧本靖子氏は、中国医学研究家で国際中医師、国際薬膳師、管理栄養士として幅広く活動されています。食事と中医学を織り交ぜた健康法を提唱し、多くの研修やイベントを手掛けています。著書には『お酒と楽しむ薬膳ごはん』や『免疫力を上げる魔法のスープ』などがあります。
まとめ
『季節の不調が内側からととのうかんたん薬膳』は、現代の複雑な気候に対応した薬膳の知識を学ぶ絶好の機会です。心身の不調を抱える方や、健康的なライフスタイルを目指す方々にとって、多くのヒントを提供してくれるでしょう。健康的で、いきいきとした日々を送るための一歩を踏み出してみませんか?