ラーメン愛は健全!最高の一杯を求めてうごめく消費者の実態
株式会社ぐるなびは、食に関する様々な調査を行う「ぐるなびリサーチ部」として、最近“ラーメン”に焦点を当てたアンケートを実施しました。その結果、ラーメンの人気と消費者の実態が明らかになりました。
調査結果の概要
今回の調査では、全国のぐるなび会員1,300名に対してWEBアンケートを行い、2~60代の幅広い年齢層から答えが寄せられました。調査期間は2025年6月18日から20日までの3日間で、結果は興味深いものとなりました。
ラーメンの頻度と好み
調査結果によると、ラーメンを飲食店で食べる頻度は「月に1回くらい」が23.4%、続いて「2〜3ヶ月に1回くらい」が18.3%と、定期的にラーメンを楽しむ人が多いことが分かりました。特に、50代男性が月に1回以上ラーメンを食べることが多く、彼らの「ラーメン愛」は確かなものです。
ラーメンを食べる際の好みのタイプに関しては、「醤油」「味噌」「豚骨」が人気のトップ3に挙がりました。しかし、塩ラーメンに関しては男女で好みに10ポイント以上の差が見られました。また、20代男性は「油そば」「まぜそば」の人気も高く、3割以上がその傾向を示しています。
価格に関する意識
94%もの人が最近のラーメンの値上がりを感じている一方で、2〜3年前と比較してラーメンを食べる頻度が減ったと答えた人が42%もいることが明らかになりました。また、食べる頻度が増えたとする人はわずか13%で、特に20代ではその差が少ないことから、価格上昇が若年層に与える影響が浮き彫りになっています。
一方で、調査に参加した人の9割が「普通のラーメン」の適正価格は1,000円未満であるとし、最も多い答えは800円台で31.5%となっています。それに対し、1,000円を超える金額を許容したいと考える人も4割以上、特に20代では約60%がその考えに同意しています。これは、ラーメンがもはや単なる安価な食事ではなく、個々の食文化の一部としてしっかりと根付いていることを示しているのかもしれません。
ラーメン市場の未来
ラーメンを「好き」と答えた人の割合は85%にも達し、50代男性と30代女性ではそれが96%にのぼります。この結果は、幅広い世代からラーメンへの支持が高いことを表しています。特に女性は、こってりしたラーメンの好みとあっさり系の好みが共存していることが明らかになり、消費者の好みの多様性を感じさせます。
まとめ
今回の調査は、ラーメンがどれほど人々に愛されているか、また価格上昇が消費者行動にどのように影響しているかを明らかにしました。ラーメンという一杯がもたらす満足感だけでなく、価格に関する消費者の意識も重要な要素であることが分かりました。今後もラーメンのトレンドに注目し、私たちの食文化への影響を見守っていきたいと思います。