新作ミュージカル『ミセン』が大阪初日を迎え、期待の声が高まる

新作ミュージカル『ミセン』大阪初日を迎えた！

1月10日、大阪の新歌舞伎座で新作ミュージカル『ミセン』が華々しく初日を迎えました。この作品は、韓国の社会現象を引き起こした人気ドラマを原作に、ホリプロと韓国のトップクリエイターたちが協力して制作した、日韓合作のミュージカルです。

『ミセン』は、原作がウェブコミックから発展した大ヒット作で、2014年には韓国の名だたるドラマ賞を受賞し、「ミセンシンドローム」と呼ばれるほどの社会的影響を持ちました。日本では2016年から漫画としても展開され、人気を博しています。

初演キャスト

本作の魅力

このミュージカル版では、脚本を手掛けたパク・へリムが物語の深い人間ドラマを展開し、音楽家チェ・ジョンユンによる心に響くメロディ、オ・ルピナの独創的な演出が融合し、ミュージカルならではの感動体験を提供しています。すべての世代が共感できるヒューマンドラマが舞台となり、観客の心を捉えることは間違いありません。

主人公チャン・グレを演じるのは前田公輝さん。彼はチャン・グレ役を通して、この作品の重みを感じながら稽古に励む日々を送ってきました。「この作品に出会えたことが本当に幸せです」と語る彼は、ミュージカル化された『ミセン』に対する期待を膨らませています。

公演のスケジュール

各地での公演を予定しており、大阪では1月14日まで上演。続いて愛知県での公演が2月1日から2日まで、そして東京では2月6日から11日まで行われる予定です。

物語のあらすじ

主人公チャン・グレは、囲碁のプロ棋士を目指して厳しい修業を重ねてきましたが、現実に直面し、夢を諦めざるを得なかった彼が、貿易会社でのインターンシップを通じて成長していく様子が描かれます。彼は、さまざまな個性を持つ同期たちと共に、仕事を通じて人間関係や社会の厳しさを学んでいくのです。

クリエイター・キャストのコメント

オ・ルピナ演出家は「囲碁という視点を活かして、観客も舞台を特別な角度で体験できると思う」とコメント。脚本のパク・へリムも「人間的な絆や温かさを伝えられる作品にしたい」と語り、それぞれの思いが作品に反映されています。また、出演者たちも互いの絆を大切にしながら、素晴らしいパフォーマンスを目指しています。