NBAの舞台裏を語る渡邊雄太選手の奮闘が映し出す挫折と復活の物語とは

渡邊雄太選手の感動的な物語

2025年6月19日（木）に配信される『NumberTV』第22話では、Bリーグ・千葉ジェッツふなばしに所属する渡邊雄太選手が主役を務めます。彼は日本人として二人目のNBA選手としての名を刻み、数々の挫折を経験しながらも未来に向かって歩み続けてきました。この番組では、彼の苦難とそれを乗り越えた強靭な意志が描かれています。

渡邊選手のバックグラウンドは、まさにバスケットボール一家そのものです。父親は実業団で活躍し、母親は日本代表のキャプテンという家族の元に生まれ、彼は小学1年生で初めてバスケットボールを手にしました。「NBA選手になりたい」という夢を語った幼少期から、彼の努力が始まります。朝5時から始まった厳しい練習の日々で、時には涙を流しながらも彼はバスケを辞めることはありませんでした。

中学時代には香川県の選抜チームに選出され、その成長ぶりは明らかで、身長が30cm近く伸びたものの、全国へは進められなかった挫折を経験します。それでも尽誠学園高校で恩師との出会いを果たし、2年生時にはウィンターカップ準優勝を達成。彼のバスケットボール人生は、決して平坦なものではありません。

高校卒業後、渡邊選手はアメリカへ渡ります。NCAAディビジョン1のジョージ・ワシントン大学に進みますが、2016年のオリンピック予選では全敗するという惨敗を喫し、彼は「世界との差」を痛感しました。しかし、彼はNBAへの夢を諦めず、大学ではキャプテンとしてその存在感を示し、最優秀ディフェンス選手に選ばれました。NBAドラフトでは指名されなかったものの、メンフィス・グリズリーズとの2WAY契約を結び、初の日本人NBA選手の一員となりました。

その後、体調面やプレースタイルの課題も経験し、特に「イップス」に悩まされました。シュートを打つ際に体が思うように動かず、深刻な問題に直面します。そんな彼に転機が訪れるのは、プレシーズンマッチでの一本のシュート。これがチームを勝利に導き、心理的な壁を破る契機となりました。

順調にキャリアを重ね、渡邊選手はついにNBA本契約を勝ち取り、ブルックリン・ネッツではNBAのスターたちとの共演を果たしました。その際、彼の3ポイントシュートの成功率はリーグトップを記録するなど、彼の存在感はますます増していきます。しかし、2023年のワールドカップでは再び苦境に立たされ、5戦全敗を喫するなど、日本代表での挫折を経験しました。

それでも彼は立ち上がり、2023年には自力で五輪出場権を獲得。「この仲間と一緒にバスケをしていたい」と語るほどの強い意志が芽生えました。2024-25シーズンには、NBAで6シーズンを経た後、千葉ジェッツふなばしで新たな挑戦に挑むことを決意しました。

『NumberTV』では、渡邊選手の心の内や苦難の歴史を深く掘り下げ、その中から彼が見出す「挫折と復活」の物語を伝えます。彼の奮闘の姿に、アスリートだけではなく様々な人々が心を動かされることでしょう。ぜひLeminoでその映像をお楽しみください。

渡邊雄太選手のプロフィール

- 名前: 渡邊雄太（わたなべゆうた）
- 生年月日: 1994年10月13日
- 出身地: 香川県木田郡三木町
- 職業: プロバスケットボール選手
- 経歴: 小学1年でバスケットボールを始め、高松市立牟礼中学校、尽誠学園高校を経て、2014年にアメリカのジョージ・ワシントン大学に進学。2018年、メンフィス・グリズリーズとツーウェイ契約を結び、日本人2人目のNBAプレーヤーに。2020-22シーズンはトロント・ラプターズ、2022-2023シーズンはブルックリン・ネッツで活躍。ディフェンス力と献身的なプレースタイルで評価され続けています。日本代表としても活躍し、2023年FIBAワールドカップではパリ五輪の出場権獲得に貢献しました。