ヤマハの新たな挑戦!トランスアコースティックギター『TAS3 C』の魅力
ヤマハ株式会社は、2025年11月に新たなコンサートスタイルのギター『TAS3 C』を発売します。今注目されるこの楽器は、内部に搭載された「アクチュエーター(加振器)」によって、アンプやエフェクターを使用せずとも、豊かな響きを楽しむことができるトランスアコースティック™ギターの最新モデルです。その革新的な技術を活かし、プレイヤーに新たな演奏体験を提供します。
『TAS3 C』の進化ポイント
ヤマハは、2016年にトランスアコースティックギターを初めて市場に送り出しました。以来、アコースティックギターの演奏スタイルが変わりつつあります。2024年には第2世代のモデル「TAG3 C」をリリースし、今度の『TAS3 C』はそのバリエーションとして新たに誕生しました。特に注目すべきは、ギター本体のみでエフェクトをかけられる点です。
エフェクト機能の充実
『TAS3 C』は、リバーブ、コーラス、ディレイの3種類のエフェクトを搭載しています。ギターの弦の振動を電気信号に変換し、それを「アクチュエーター」に伝えることによって、音を生み出す仕組みを採用しています。このため、アンプを繋ぐことなく、自然な響きをもった音楽演奏が可能です。特に従来のモデルから改良されたアクチュエーターを2基装備しており、より高品位なサウンドを楽しめます。
ルーパーファンクション
また、『TAS3 C』にはルーパー機能も搭載されています。演奏をリアルタイムで録音し、ループ再生できるこの機能は、プレイヤーにとっての創作意欲をかき立てます。コードやリズムの即興演奏を行いながら、メロディを重ねることができるのです。操作は本体のタップセンサーを使い直感的に行うことができ、ひらめいたアイデアをすぐに形にするのに最適です。
Bluetoothとの連携
さらに、『TAS3 C』はBluetooth機能も搭載しています。これにより、スマートデバイスと連携することで、音楽を楽しむだけでなく、ギター本体から直接オーディオを再生することも可能です。これにより、プレイヤーはお気に入りの楽曲に合わせてギターを演奏する新たな体験が得られます。
高品質な音とデザイン
ボディデザインは、従来の「TAG3 C」モデルよりも一回り小さく、コンサートスタイルでパワフルなストロークに応える構造になっています。表板にはA.R.E.処理が施されたシトカスプルース、側板・裏板にはマホガニーが使用されています。このため、アコースティックギターとしての演奏性と音質が極めて高められています。また、スタイリッシュなデザインにより、演奏時の見た目にもこだわっています。
充実したバッテリー寿命
付属のリチウムイオンバッテリーは、最大5時間半の演奏が可能で、マグネット式タップで簡単に充電できるので、外出先でも安心して使用できます。これにより、バンドでのライブステージでも十分に活躍できるでしょう。全体的に見ても『TAS3 C』は、音楽を聴き、演奏し、創作するというプロセスを一つのギターで実現することができます。
ヤマハのトランスアコースティックギターは、テクノロジーとクラフトマンシップを融合させ、未来の音楽体験を提供しています。新たに発表される『TAS3 C』は、その一例であり、従来のアコースティックギターの枠を超えた新しい可能性を秘めています。音楽を愛する全ての人に、ぜひ手に取って体験していただきたい一品です。