永田滉太朗、ポルトガルリーグ最終節で輝くもオリヴェイレンセ降格決定

永田滉太朗、最終節での奮闘

ポルトガル・リーガ・ポルトガル２の最終節が5月17日、日本時間22時より行われました。UDオリヴェイレンセに所属する日本期待の若手選手、永田滉太朗（横浜FCユース出身）は、試合に先発出場し、前半38分に今季3ゴール目となる貴重なゴールを決めました。

オリヴェイレンセは降格圏の17位で、16位のパソスデフェレイラとの勝点差がただ1点の状態。勝利が絶対条件とされる熾烈な試合の中、永田はコーナーキックのこぼれ球に瞬時に反応し、ダイレクトボレーで先制ゴールを叩き込みました。この瞬間、スタジアム内は歓喜に包まれました。

永田滉太朗の今シーズン

今シーズン、永田はリーグ戦で25試合出場し、1,575分をプレー。その内、スタメン出場は19試合、3ゴールを記録しています。彼の今季の活躍は、サッカー界でも注目されていますが、試合は残念ながら1-2で敗北。その結果、オリヴェイレンセのポルトガル3部リーグへの降格が決定してしまいました。

マルチクラブオーナーシップの新しい試み

オリヴェイレンセの経営権は、Jリーグの横浜FCを保有しているONODERA GROUPが2022年11月に取得しました。この取り組みは、Jリーグ史上初となるマルチクラブオーナーシップ（MCO）であり、国籍の異なる複数のクラブを保有することを目指しています。この新しい形態は、日本の子どもたちが国際舞台で挑戦するための道を開くこと、そして横浜FCやオリヴェイレンセの事業を拡大し、日本サッカーの強化に寄与することを目指しています。

オリヴェイレンセの歴史

UDオリヴェイレンセは1922年に創立され、101年の歴史を誇るクラブです。2011-12シーズンには、タッサ・デ・ポルトガルでベスト4に進出するなど、地域スポーツの象徴としてサッカーのみならず、多様なスポーツ活動も展開しています。ユース育成やバスケットボール、ローラーホッケーといった卓越した選手育成にも力を入れており、地域に根ざした総合型スポーツクラブとして地域社会に貢献しています。